鉄板財務のクオカード優待銘柄、立川ブラインド工業の分析。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

【7989】立川ブラインド工業(東証2部)投資判断 Outperform

現在値 503円/100株 PER13.2 PBR0.37 6月配当12月配当優待

ブラインドと間仕切りのトップメーカー。東リと株持ち合い。

配当金は年2回合計で10円で、配当利回りは約1.98%です。

立川ブラインドは株主優待制度を導入しており、300株保有の12末の
株主に対し、1,000円分のクオカードを配布しておりますので、
これらを合計した300株保有時の配当優待利回りは約2.65%となります。

また当社株を3年以上保有しておりますと、長期保有優遇制度として、
500円分のクオカードがおまけで付きますので、利回りが約3%となります。

業績から確認していきます。
■2010年12月期 売上高 370億円、経常利益 12.3億円 DPS10円 
■2011年12月期 売上高 371億円、経常利益 15.8億円 DPS10円 
■2012年12月期 売上高 381億円、経常利益 17.6億円 DPS10円  
■2013年12月期 売上高 400億円、経常利益 18.2億円 DPS10円   
□2013年9月 3Q 売上高 280億円、経常利益 12.6億円 DPS5円

よくも悪くも非常に安定していますね。
それでも売上高が一応右肩上がりに推移しているのがニクイところです。
08年からの構造改革が奏功して、妙に利益率も向上してきています。

当社は12月決算のため3Qまで公表されており、通期で増収増益予想の割に
昨対での進捗がイマイチの様な気もするのですが、消費税の駆け込み需要
とかもあると思うので、通期予想は走破圏だと考えております。

どちらかと言うと駆け込み需要が一巡する来期以降の方が、
業績的に足踏みする可能性は否定できません。まぁ、それは仕方ないでしょう。

また、標題にも記しましたように当社の財務は鉄板級です。
時価総額103億円に対して、有利子負債はゼロで、現金保有高は88億円です。
積もりに積もった利益剰余金は192億円もあります。成熟企業なのに配当金も
長らく10円しか出してませんので、お金がじゃぶじゃぶに溜まる訳ですね。

これらを勘案し、投資判断はOutperformでカバー開始します。

色々と買える要素も多いですが、当社の場合は売られる要素が少ないことが
非常に重要だと思っています。創業50年以上も経った老舗オーナー企業ですが
2011年12月に株主優待制度を始めたり、急に日経IRフェアに出展し始めたり、
明らかに何かを意識し始めた様な感じがしています。

稼ぐ人の株投資 億超えの方程式2 (超トリセツ)

新品価格
¥1,380から
(2013/11/9 07:26時点)



このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へにほんブログ村 株ブログ 新興株へ
にほんブログ村