現在値 760円/100株 PER13.96 PBR3.7 3月無配 株主優待導入予定?
富士山天然水を製造・販売。ボトル回収不要なワンウェイ方式で家庭浸透。
ウォーターダイレクトは株主優待制度を実施しておりません。
配当も実施していませんので、現在のところ株主還元はありません。
当社は今年の3月に上場したばかりのルーキー銘柄です。
早速業績を確認していきます。
(2011年3月期は変則決算なので、あえて数字を記載していません)
■2012年3月期 売上高 54億円、経常利益 2.3億円
■2013年3月期 売上高 71億円、経常利益 3.8億円
■2014年3月期 売上高 93億円、経常利益 6.1億円e
■2015年3月期 売上高 112億円、経常利益 8.5億円e
マザーズ上場銘柄らしい鮮やかな成長率を維持しています。
この業績の伸びをネット関連ではなく、オールドエコノミーな水販売業で
実現しているところに恐ろしさを感じます。
当社の評価は、こういう定量的な成長率の部分も勿論なのですが、
他の定性的な部分で評価されるべきポイントがいくつかあります。
まずは、経営陣が優秀であることが挙げられます。
元々リヴァンプの人達が作った会社で、現在の社長の伊久間努氏も
リヴァンプ出身です。役員にはレオスの藤野英人氏も名を連ねています。
(株主欄に目を転じてみると、なぜか楽天の三木谷氏の名前もあります。)
そして、何といっても「防災銘柄」「富士山銘柄」というテーマ性です。
震災関連銘柄が物色されるような局面では、当社にも出番がありそうですし
富士山が世界遺産に認定された折には、物色の矛先が当社にも向かいました。
後者の富士山については、国内での直接的な営業メリットというより今後の
海外展開でジワジワ効いてくることが期待出来そうです。
これらの諸事項を勘案し、投資判断Outperformでカバー開始します。
当社の上場が決まった頃には
「アベノミクス相場のどさくさで上場した、上場ゴールのただの水屋」
みたいな評価が主流だったかと思いますが、ストック型ビジネスでここまで
の成長率を出してきていることは素直に評価しなくてはならないと思います。
補足ですが、伊久間社長は投資家向け説明会の中で株主優待制度の今期中の
導入を示唆していますので、優待が株価カタリストになる可能性があります。
一方で、残念ながら「配当は2~3年は実施しないと思う」とも述べています。
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