2014.11.25の食の町屋

2014.11.17日の食の町屋

「いいやま食の町屋」事業は、雁木通りの愛宕町に「町屋」を利用したレストランを作ろうという、平成25年度の飯山市の目玉事業でした~
飯山市初の「公募型公募型プロボーザル事業」ということで、公開プレゼンテーションにより設計業者&事業運営業者が決まるという注目の事業でした。
その注目事業が、25年度内に着工できなかっただけでなく、当初の「いいやま食の町屋」運営事業者プロボーザル実施要項」から、大きく変質しているのではないかと心配しています。
今までもこのブログを通じて、その時々に情報を発信してきましたが、改めてこの「いいやま食の町屋」事業について経過を見てみたいと思います。
なお横丁大家は、公開プレゼンテーションにも参加するなど、この事業に関心を持って見
この、「いいやま食の町屋」事業は、~農林・商工観光・企画財政・まちづくり 四課合同プロジェクト~新幹線開業イベント「いいやま食の町屋」推進計画に基づき計画されました。
趣 旨は、
まちづくりコンセプト「歴史と自然に彩られたふるさと飯山まちづくり」のもと、個性ある素材を物語で連ねる『五感』を刺激する先導的な取り組みとして、平成26 年春の「いいやま食の町屋」開業を目途とした事業を展開する。
目 的は、
「愛宕寺町界隈」に現存する、築120 年の“町屋づくり古民家”と趣ある“庭”が創り出す歴史育む寺の町を舞台に、「飯山が誇る地域食材」を活用したストーリー性の高い≪食の町屋≫づくりを展開し、これを広く広報することにより飯山ブランド発信効果を生み出する。
とされていました。
つまり
①新幹線開業を盛り上げるイベントとしての事業
②築120 年の“町屋づくり古民家”と趣ある“庭”が創り出す歴史を活かす事業
③「飯山が誇る地域食材」を活用したストーリー性の高い「食の町屋レストラン」事業
であるとされてきました。
この事業は、市報を通じても広報されてきました。
とりあえず、市報で広報された記事をまとめて、事業がどう変化してきたかを見てみたいと思います。
2013年4月15日号の市報では~
「町屋を魅力あるお店に」として、町屋を有効活用して食を提供するため、店舗設計者と運営業者をチームとして募集する旨の記事が広報されました。

2013年7月15日号の市報では~
「町屋が魅力あるお店になります。町屋活用にぎわい創出事業運営事業者プロポーザル」と、公開プレゼンテーションの結果、応募3社の中から事業運営者は、㈱ファインシズテムズ、店舗設計者は㈱信州大和に決定した旨の記事が大きく取り上げられています。
築120 年の“町屋づくり古民家”と趣ある“庭”が創り出す歴史を活かす事業ということが強調されています。

2014年2月15日号の市報では~
町屋と食でにぎわい創出「飯山食の町屋」として~
「当初の設計会社の事情で、完成保証人「豊プランニング」に設計業者が変更になり、開店が2014年の秋になったとの事が掲載されました。

2014年7月15日号の市報では~

町屋と食でにぎわい創出「飯山食の町屋」として
建築コストの高騰などの諸事情により着工を2014年秋、開店時期を2015年秋とする旨の記事が掲載されました。

2014年7月15日号の市報では~
「町屋と食でにぎわい創出「飯山食の町屋」として
9月下旬着工したこと。
家屋の柱や梁は、構造材では使えなかったこと。
補助材や内装材として活用すること。
町屋の趣きを感じさせる飲食店としていくとの記事が掲載されました。
事業の目的は「~築120 年の“町屋づくり古民家”と趣ある“庭”が創り出す歴史を活かす事業」と強調されてきたこの事業~
最終的には、築120年の町屋は取り壊され、「町屋風」に新築されることになっています。

設計業者と店舗運営業者を一体的に募集した事業が、設計業者が変更になったことと合わせて重大な変更がされたことになります。