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ドーパミンが冷静な判断を妨げる

NEWS ポストセブン
 [4/29 16:00]

脳が語る「ゲス恋」
(写真/アフロ)

どんなに冷静沈着な人物でも、

恋愛感情が絡んでくると

途端におかしなことになってしまう--。

それは一体どういうことなのか?

著書に『死ぬまで健康でいられる5つの習慣』がある

脳神経外科医の菅原道仁さんが、

恋愛感情と脳機能の関係を解説する。

 * * *

異性に恋愛感情を持つと、
私たちの脳内にはドーパミンという物質が

大量に分泌されるといわれています。

ドーパミンは
「脳内麻薬」
「快楽物質」
などともいわれるとおり、

幸福感が得られます。

このような現象は、

男女同じく起こるメカニズム。

「恋は盲目」--。

だめんずだったり、
ゲスだったり、
どんなに周りから止められても、

思いを抑えることができなくなるのにも

脳が密接に関係しています。


ドーパミンには脳内の
『扁桃体』や
『頭頂側頭結合部』と

呼ばれる部分の動きを
鈍くする働きがあります。

それらの場所は、
相手を疑ったりすることによって、

批判や客観的・冷静な
判断をつかさどる場所。

つまり年齢にかかわらず、
ドーパミンが大量に発生すると

正確な判断ができなくなります。

※女性セブン
2017年5月11・18日号