前にも、インターネットにニュースが載っていたが、

その時は、記事が長かったので載せませんでした。



●ライフ
無痛分娩で出産中に意識失い死亡
 子どもは無事 大阪

4月25日 21:52

 大阪府和泉市の産婦人科医院で

1月、麻酔でお産の痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で

出産中の女性(当時31)が意識不明になり、

その後死亡したことが

捜査関係者らへの取材でわかった。

府警は院長らから事情を聴いており、

業務上過失致死容疑での立件も視野に調べている。

 医院の代理人弁護士らによると、

女性は1月、脊髄(せきずい)を保護する硬膜の外側に細い管を入れ、

麻酔薬を注入する硬膜外麻酔を受けた。

この注射の後、呼吸不全に陥り、意識不明になった。

堺市内の病院に搬送されたが、

約10日後に死亡。

子どもは無事に生まれたという。

府警は医師らが人工呼吸など十分な措置を取ったかについて調べている。

 無痛分娩は赤ちゃんにほとんど影響せず

分娩の疲労が減って産後の育児や職場復帰がしやすい利点があるとされる。

2008年度の調査では国内のお産全体の2.6%と推計されたが、

現在は5~10%ほどに増えているとみられている。

 一方で、厚生労働省の研究班が妊産婦の

死亡例を調べると、無痛分娩をしていて死亡した事例もあった。

研究班は今春、

医療機関が無痛分娩をする場合、

麻酔による

合併症や出血、

緊急帝王切開などに

十分対応できる体制を整える必要があるという提言を出した。

 順天堂大の産科麻酔担当の角倉弘行教授は

「麻酔による事故は起こりうるが、体制を十分整えて対応することで麻酔による死亡は防げるはずだ」

と指摘する。

■朝日新聞社