野島伸司氏は、

「どうだ、俺の脚本は、すごいだろ」

と、得意になって、テレビ局のプロデューサーを動かしている。

だから、野島伸司氏の
脚本は、いつも、
変な脚本なのです。

そんな、変な脚本が
野島伸司氏だったら、
通ってしまうのです。



●livedoorニュース
●人気子役と朝ドラヒロイン並べて「さあ、どうだ!」
裏目に出たフジの視聴率狙い・・・クソガキ誰も見たくない
<OUR HOUSE 第6回>
(フジテレビ系)

 5月27日12時00分

なんとも嫌みなドラマである。

低迷のフジテレビが、人気子役の芦田愛菜、加藤清史郎、寺田心らを集め、

加えてNHKの朝ドラで人気者になったシャーロット・ケイト・フォックスまで取り込んで、

「どうだ、これで視聴率バッチリだろう」

と鼻をピクピクさせているようなキャストなのだが、

どっこい、肝心の脚本がだめで、

芦田愛菜に達者なセリフ回しを言わせたはいいが、

生意気なクソガキに描かれていて、

あたら彼女の才能を枯渇させるような役柄なのだ。

中学生の伴桜子(芦田愛菜)が、

不登校だった同級生の省吾の案外なカッコよさに惹かれて家に連れてくる。

家では例によってひと言多い父親・奏太(山本耕史)や

兄・光太郎(加藤清史郎)らに食ってかかる。

父の連れ合いのアリスは奏太に命じられて、

省吾の家を見に行くのだが、

それを目撃した桜子は激怒して親たちに猛抗議。

省吾も引きこもりだったくせに、

訪れた桜子の家で家族批判を滔々とのべる。

こんなことはありえない。

中学生にもなって、

同級生の家にお邪魔して、

そこのオトナ批判なんてバカか。

いくら子供がタメ口で大人たちに食ってかかる

礼儀知らずで躾の欠けた時代とはいえ、

あまりにも

人間の品位の欠けた

脚本と演出で、

このドラマの作り手は

何か勘違いをしている。

ドラマの中でバトルをやらせればウケるというのは、

登場人物たちに視聴者が人間として共感する部分があってこそのこと。

こんなクソガキは誰も見たくない。

(放送2016年5月22日21時~)

(黄蘭)

(J-CASTテレビウォッチ)