ブログネタに書いた
「高校三年生」
「贈る言葉」
「旅立ちの日に」

の歌詞を調べたら、時代背景から、歌詞の内容に違いがあることに気が付きました。

「贈る言葉」の歌詞は、卒業ソングではなく、むしろ、応援ソングのような歌詞ですが。


●高校三年生
作詞 丘 灯至夫
作曲 遠藤 実
歌  舟木一夫

1.赤い夕陽が
 校舎をそめて

 ニレの木陰に
 はずむ声

 ああ 高校三年生
 ぼくら 離れ離れに
  なろうとも

  クラス仲間は
  いつまでも

2.泣いた日もある
 怨んだことも

 思い出すだろ
 なつかしく

 ああ 高校三年生
 ぼくら
  フォーク・ダンスの
 手をとれば

 甘く匂うよ 黒髪が

3.残り少ない
  日数を胸に

 夢がはばたく
 遠い空

 ああ 高校三年生
  ぼくら
  道はそれぞれ
 別れても

 越えて歌おう
 この歌を




●贈る言葉
作詞 武田鉄矢
作曲 千葉和臣
唄  海援隊

(1) 暮れなずむ町の
  光と影の中

  去りゆくあなたへ   贈る言葉

  悲しみこらえて
  微笑むよりも

  涙かれるまで
  泣くほうがいい

  人は悲しみが
  多いほど

  人には優しく
  できるのだから

  さよならだけでは
  さびしすぎるから

  愛するあなたへ
  贈る言葉

(2) 夕暮れの風に
  途切れたけれど

  終わりまで聞いて
  贈る言葉

  信じられぬと
  嘆くよりも

  人を信じて
  傷つくほうがいい

  求めないで
  優しさなんか

  臆病者の
  言いわけだから

  はじめて愛した
  あなたのために

  飾りもつけずに
  贈る言葉

(3) これから始まる
  暮らしの中で

  誰かがあなたを
  愛するでしょう

  だけど私ほど
  あなたのことを

  深く愛した
  ヤツはいない

  遠ざかる影が
  人混みに消えた

  もう届かない
  贈る言葉

  もう届かない
  贈る言葉




●旅立ちの日に
作詞:小嶋 登
作曲:坂本 浩美

白い光の中に
山並みは萌えて

遙かな空の
果てまでも
君は飛び立つ

限りなく青い
空に心ふるわせ

自由をかける鳥よ
振り返ることもせず

勇気を翼にこめて
希望の風に乗り

この広い大空に
夢を託して

懐かしい友の声
ふとよみがえる

意味もない
いさかいに
泣いたあの時

心通ったうれしさに
抱き合った日よ

みんな過ぎたけれど
思い出強く抱いて

勇気を翼にこめて
希望の風に乗り

この広い大空に
夢を託して

今 別れの時
飛び立とう
未来信じて

はずむ 若い
力信じて

この広い
大空に




この歌詞を見て分かることは、

「旅立ちの日に」は、
直接の歌詞ではなく、

間接的な歌詞ですね。

それに対して、
「高校三年生」の歌詞は、
全く、ストレートの卒業を間近に迫った、高校三年生の歌詞です。

私は、ストレートな歌詞の方が、いいですね。