これも、明治維新以来の男尊女卑が根強く残っている結果です。



●<妊娠中の労働者>
「9時間以上」
16%…早産リスク懸念 

2015年2月24日(火)19:59

毎日新聞

 妊娠中の女性労働者の 16.6%が、1日8時間の法定労働時間を超えて

9時間以上働いていることが、連合の調査で分かった。

正社員では4人に1人に上り、

少子化が進む中で、

妊娠した女性が

安心して働ける環境が

整っていない実態が浮かんだ。

 働きながら妊娠を経験したことがある女性の

正社員、派遣社員ら
計1000人から回答を得た。

妊娠中の1日の労働時間は、全体で8時間が最多の43.7%だったが、

9時間(7.7%)、
10時間(5.5%)
など9時間以上も16.6%に上った。

正社員に限ると26.2%。

妊娠時のトラブルで
早産になった人の24.6%、

流産した人の20%が
9時間以上働いた人だった。

 妊娠時に

不利益な扱いや

嫌がらせを受けた人は

20.9%に上り、

正社員では24.4%、

派遣社員で22%だった。

内容は、正社員では

「言葉による嫌がらせ」
(13.3%)、

派遣社員では
「解雇・雇い止め」
(13.6%)が多かった。

 妊娠後に

仕事を辞めた人は61.2%。

理由(複数回答)は

「家事・育児に専念するため」(55.2%)がトップだったが、

「仕事を続けたかった」としながら

辞めたとの回答も45%を超え、

「仕事と育児の両立が難しい」

「職場では安心して出産まで過ごせない」

が理由に挙がった。

 マタニティーハラスメント問題に詳しい圷(あくつ)由美子弁護士は

「男女雇用機会均等法で勤務時間の短縮や不利益取り扱いの禁止が定められているが、

女性を

守り切れていない

現実が表れている」

と話している。

【東海林智】