デイリースポーツの今野良彦殿。

あなたは、個人的に浅田真央さんに、ソチ五輪で金メダルを取って欲しいと思っているだけではないか。

新聞記者として、公平性の欠ける記事を書いている。

それでは、新採点方式がおかしいから、浅田真央さんが金メダル取れない、と言っているようなものではないか。

新聞記者として、キム・ヨナの素晴らしさを、まず、書いて、

それから、浅田真央さんの記事を書くべきではないか。

キム・ヨナに早く引退してほしい、なんて、

キム・ヨナがいなければ、浅田真央さんが金メダルなのに、と、言っているようなものではないか。

まず、ライバルを誉めること、そして、浅田真央さんのことを書く。

これが一番、大事ではないか。

確かに、今の新採点方式は、不完全である。

特に「演技・構成点(PCS)」

①スケート技術
②技と技の繋ぎ
③演技力
④振り付け
⑤音楽の解釈


5項目を10点満点の減点方式で採点するが、

だから、本来、この5項目は、それぞれ、バラバラの点数が、出て当たり前なのだが、

5項目が、ほとんど同じような点数が出ている。

これは、やはり、おかしい。

そして、試合経験の多い選手ほど高いPCSの点数が出る。

年の若い選手は、PCSの点数が低くて、ベテランの点数が高くなっている。

まさに、年功序列の点数になっている。

このグランプリファイナルでも、浅田真央さんより、ユリア・リプニツカヤの方が、技術点が高かった。

 しかし、リプニツカヤのPCSは、7点台。

浅田真央さんのPCSは8点台で、

ベテランの浅田真央さんの貫禄勝ちになっている。

キム・ヨナは、23歳にもなって、いまだに3Lz+3Tを跳び続けていることは、驚異的です。

浅田真央さんも3回転+3回転が跳べなくなっています。

かつて3回転+3回転を跳んでいた、

長洲未来
キャロライン・ジャン
エレーネ・ゲデバニシビリ
らは、3回転+3回転が跳べなくなっています。

3F+3Tを跳んでいた長洲未来さんは、3T+3Tに難度を落としています。

それらを見れば、キム・ヨナが、3Lz+3Tを跳び続けていることは驚異的なことなのです。


PCSも、確かに浅田真央さんよりキム・ヨナの方が高いです。

しかし、NHK杯での浅田真央さんのPCSは、70.23

1 Mao ASADA JPN
136.33 66.10 70.23
8.86 8.46 8.79 8.82
8.96 0.00 #9


キム・ヨナのゴールデンスピンでのPCSは、71.52

1 Yuna KIM KOR
131.12 60.60 71.52
9.05 8.70 8.95 8.90
9.10 1.00 #21

と、大差がないのです。

二人ともジャンプでミスをしていますからね。

妥当な点数です。


そして、浅田真央さんのフリーの基礎点は、
基礎点   67.86

キム・ヨナの基礎点は、
基礎点   58.09

と、浅田真央さんの基礎点は、3Aを入れているため、格段に高いのです。

ですから、浅田真央さんは、ジャンプが成功すれば80点台の技術点の点数を出すのです。

ただし、ジャンプが成功したら、ですが。

浅田真央さんがキム・ヨナに勝つためには、必ず、ジャンプを成功させることが必須なのです。



●Yahoo!ニュース
●分かりやすい採点方法を目指してほしい…フィギュアスケートに提言

デイリースポーツ
[12/12 11:25]

 ソチ五輪でも浅田真央のこの笑顔が見られるか?

 ソチ五輪で金メダルを首からかけた浅田真央ちゃんの姿を想像するのは、私だけではないだろう。

 今年の女子フィギュアスケートGPファイナルは、浅田の2年連続4回目の優勝で幕を閉じた。

 ショートプログラムで 1回、フリーで挑戦した 2回のトリプルアクセルは回転不足や転倒こそあったが、

最大の武器であるトリプルアクセルを封印してグランプリファイナル優勝を果たした昨年とは仕上がり具合に、雲泥の差がある。

 浅田本人も手ごたえを感じており

「(フリーで)アクセル2回は体力的に負担がかかるのは分かっていますが、きょうやった構成で臨んでいきたい」

と話し、全日本選手権、来年2月にロシアで行われるソチ五輪のフィギュアスケートでも今大会同様のプログラム構成で臨むつもりになっている。

 悲願の金メダル獲得を目指す浅田真央にとって、最大のライバルであるキム・ヨナの動向は気になるところだろう。

 ソチ五輪の金メダリストになって、

現役を引退してほしいところだが、

(これは、キム・ヨナに対して失礼でしょ。byロクハン)

ライバルは一筋縄にはいかない。

 キム・ヨナはGPファイナルとほぼ同時期にクロアチア・ザグレブで行われた国際大会、ゴールデンスピンに出場。

 6日のショートプログラムは今季世界最高となる 73・37点をマーク。

 7日のフリーではタンゴ「アディオス・ノニーノ」という曲をバックにすべり、

ジャンプでは手をついたものの131・12点の高得点をたたき出し合計204・49点という高得点で優勝。

「ソチ五輪ではキャリアの最後をいい形で締めくくりたい」と五輪連覇に自信を深めている。

 GPファイナルとゴールデンスピンでは試合環境やプレッシャーのかかり具合がまるで違うので、

GPファイナルの浅田の得点とゴールデンスピンのキム・ヨナの得点を単純には比較はできない。

 だが、得点は得点。

 足の故障で今季のGPシリーズに一度も出場しておらず、

試合勘も戻っていないはずのキム・ヨナの得点の方が上であるとは、

首をかしげざるを得ない。

 これまでも、浅田とキム・ヨナの得点をみて、釈然としない気持ちを抱いた人は多いだろう。

 バンクーバー五輪では、キム・ヨナがショート、フリーの合計で、

フリーで2回のトリプルアクセルを飛んだ浅田真央の205.50点を大きく上回る228.56点で金メダルを獲得した。

 また、その直後の世界選手権ではミスを連発したフリーの得点が、浅田のそれを上回った。

 かつてソルトレーク五輪で行われたフィギュアスケートの採点が疑惑を招き、

採点方法が変わったことがあったほど、フィギュアの採点方法は奇奇怪怪である。

 現在、フィギュアスケートの採点は、国際スケート連盟が規定しているジャッジジシステム「Code of Points」が用いられている。

 これは、「International Judging System」とも呼ばれ、種目ごとに技術点、構成点、ディダクション(違反行為によるマイナス)を算出し、

それを合計したものが総合得点になるが、一般の人間には、実に分かりづらい部分もある。

 ジャンプの難易度などが採点の要素になる技術点は割と理解できる。

 だが、構成点というのが曲者だ。

 よくキム・ヨナは構成点が高いといわれている。

 構成点とは演技審判が
(1)スケート技術
(2)動作
(3)振り付け
(4)曲の解釈
(5)要素のつなぎ‐

の5項目をそれぞれ10点満点、0.25点刻みで評価し、合計点で算出したものを指す。

 だが、浅田とキム・ヨナとの間に構成点でどれほどの開きがあるか、正直、分からない。

 フィギュアスケートは採点競技であって、タイムを競うスピードスケートとは違うのはもちろん分かっている。

 だが、採点をする審判も人間である。

 思い込みの入る余地は十分にあるだろうし、かつてはジャッジの買収疑惑が渦巻いたこともある。

 確かに、フィギュアスケート界が、今まで以上に万人に分かりやすい採点方法を生み出すには時間がかかるだろう。

 だが、インターネットの投票などを使い、誰の目から見ても、納得できるいくつかの要素を採点に盛り込めないものだろうか。

(インターネットなどの素人の投票だと、個人的な好みだけで投票してしまうため、インターネットの投票は公平な採点が出来ない。byロクハン)

 納得のいく演技で金メダルを獲得し、表彰台の真ん中に立つ真央ちゃんの笑顔がみられると信じている。

(デイリースポーツ・今野良彦)