ニコライ・モロゾフ氏著の「キス・アンド・クライ」を読みました。
私は、外国人の著書を読むのは初めてです。
モロゾフ氏は、自慢げに書いていますが、書いていることは間違ってはいない。
しかし、本の中に書いていますが、モロゾフ氏は、
飛行機の中で、他の乗客とケンカしたことがあるそうです。
それが、モロゾフ氏の性格を表していると思います。
だから、彼が話すことが、舌禍になるのだと思うのです。
さて、本の内容について話したいことがたくさんあるのですが、
今回は、少し短くひとつのことを言いたいと思います。
本の170ページに書いていますが。
「成功は準備した者にだけ訪れる」
ここでは、モロゾフ氏の自分のことを語っていますが、
この言葉で、思い起こすのが、ブライアン・オーサーコーチです。
オーサーコーチは、3年前から、バンクーバーを見据えて、ち密な戦略を立てていたのです。
難しいことをやらずに、高いGOEをもらえる戦略を。
そして、オリンピックの開催は北米だから、ショートの音楽を007にするとか。
それに比べて、日本は、才能のある若いスケーター(つまり、浅田真央さんのことですが)
の才能を最大限に引き上げるコーチもスタッフも付かず、
そのプロジェクトも組まれていなかったのです。(すべて、選手任せなのです)
浅田真央さんには、ジャンプと振り付けの両方のコーチが必要だったはずです。
モロゾフ氏は、安藤美姫さんのフリップのエッジの修正を徹底的に行ったそうです。
しかし、浅田真央さんの、ルッツのエッジの修正を徹底的に行うコーチがいなかったのです。
だから、浅田真央さんは、減点を承知で試合に出ることになったのです。
(今は、ルッツを捨ててしまった)
ルール改正になってから、すぐにルッツのエッジの修正に取りかかる必要があったのです。
メダル、メダルとメダルのことしか言わないオリンピックは、私は、嫌いですが、
国家プロジェクトで、オリンピックに取り組んでいる韓国に、
日本は、メダルの数で大きく開けられているのです。
マイナー競技の予算を削る、なんてことをやっているから、メダルが取れないのです。
私が前から言っているように、内閣に、
「スポーツ振興庁」作って、初代大臣に橋本聖子さんになってもらって、
(橋本聖子さんは自民党か)
各、日本スケート連盟とか、日本サッカー協会とか、
日本プロ野球機構とか、日本高等学校野球連盟とか、日本相撲協会とかの
○○協会、○○連盟の頂点に「スポーツ振興庁」を置くのです。
そして、国家レベルで選手の育成を行うのです。
もちろん、選手の育成に国がお金を出すのです。
それらに、お金を使うのなら、私たちは、いくらでも税金を払います。
そこまで、しないと選手の育成は出来ないと思うのです。