昨日(2月21日)放送があった、

NHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」
という番組をを見ました。
 これを見て、2006年
1月15日に放送された、(つまり、トリノ五輪の直前)荒川静香さんの特集番組の

「NHKスペシャル 女子フィギュア レベル4への挑戦」

という番組を思い出しました。

 録画したビデオをもう一度見ると、
荒川静香さんが2005年の世界選手権で、9位に終わったのを受けて、
NHKが1年間追い続けたのも、今回の浅田真央さんと同じです。

 荒川静香さんが、新採点方式に対応するのに苦労している様子が描かれています。
 スパイラルは3秒間維持しなければならない、
スピンは2回転以上しないとひとつの姿勢として認められない、
1回のスピンで4回姿勢を変えなければいけない、
スピンやスパイラルでいくらレベル4を取っても、
新採点方式は、ジャンプに高い得点が配分されているため、
ジャンプが得意な浅田真央さんにグランプリシリーズで、2試合とも負けてしまった、とか。
 コーチをタラソワコーチからモロゾフコーチに替えたこととかも、紹介されています。


 ところで、この番組で、安藤美姫さんも新採点方式では、
4回転を跳ぶのはリスクが高すぎる、ということが紹介されていました。

 安藤美姫さんの4回転が成功した時の(旧採点方式時代)
映像がスローで流れましたが、それを見ると、
すべて回転不足でした。
 すべて90°の着氷なので、今だと回転不足が取られます。
 旧採点方式だからこそ、4回転は成功と見なされたわけですね。
 2008年のグランプリファイナルでしたか、
安藤美姫さんが4回転を着氷したが(久しぶりの4回転の着氷)、
回転不足を取られことがありましたね。
 つまり、安藤美姫さんの4回転は、それが限界なのです。
 私に言わせれば、旧採点方式の時に、
4回転を認められた、安藤美姫さんの不運が、そこから始まったのです。
 安藤美姫さんは、4回転を認められなかったほうが、幸せだったかもしれません。
 安藤美姫さんの自伝、「空に向かって」を買いましたが、まだ読んでいません。
が、多分、そのことも、書かれていると思います。
 つまり、安藤美姫さんの正確な4回転は、一度も成功していないのです。


 話を元に戻して、
「浅田真央 金メダルへの闘い」では、
キム・ヨナ選手の高い
PCSに対抗するため、
たくさんのトランジッションの技を詰め込んだ、ということが描かれています。
 しかし、トランジッションの技を詰めすぎたため、ジャンプに神経がいかなくなった、
と紹介されています。
(つまり、2009年のグランプリシリーズの惨敗)

 ブライアン・オーサーコーチのインタビューもありましたが
(オーサーコーチって、声が高いんですね)、
それを見て、オーサーコーチは、
オリンピックに向けて、ち密な戦略を立てているのに対して、
タラソワコーチは、自己満足のために、
浅田真央さんを教えているな、という感じがしました。

 これは、オーサーコーチの勝ちだな、という感じがしました。

 トランジッションの技を詰めすぎたため、少し省略したことも、
番組で紹介されていましたが、
四大陸選手権で、トランジッションの点数が低くかったことについては、触れていませんでした。

 四大陸選手権で、2回トリプルアクセルが成功したことは紹介されていましたが。

 四大陸選手権で、トランジッションの点数が低くかったため、
浅田真央さんは、オリンピックでは、トランジッションの技を復活させるのでしょうか。


 今日(2月22日)、
NHK総合(地上波)で
22:45から放送される
「スポーツ大陸 大逆転スペシャル『栄光への選択~トリノ五輪 荒川静香」
という番組は(もう、何回も放送されていますが)、
「NHKスペシャル 女子フィギュア レベル4への挑戦」の
映像が一部使用されています。