プルシェンコは、自分は4回転を跳んだのに、優勝出来ないのはおかしい、と批判しているけれど、
それは、4回転さえ跳べば優勝出来るという、
旧採点方式の時代の選手の考え方です。
新採点方式では、いくら4回転を跳んでも、きれいに着氷しなければ、高いGOEは付かないのです。
プルシェンコは、4回転も含めて、ほとんどのジャンプで着氷が乱れました。
解説の本田武史さんも言っていましたが、この着氷だと、GOEで-(マイナス)が付きますね、と。
プルシェンコ自身も、着氷が乱れたことは、分かっているはずですけどね。
詳しく見てみると、
総合得点の差は、
ライサチェック
257.67
プルシェンコ
256.36
で、その差は、1.31
なんですね。
PCSは、ふたりとも
82.80で、全く同じなので、技術点だけを見ればいいわけです。
私は、プロトコルが手元にないため正確なことはわかりませんが、
多分、DGはないと思うので、ふたりのジャンプだけの基礎点を調べてみると、
プルシェンコ
59.33
ライサチェック
58.23
で、その差、1.1点しかないのですね。
これだと、4回転を跳んでも4回転のアドバンテージはないわけです。
なぜ、こんなわずかな点差になったかいえば、
ライサチェックは6種類全てのジャンプを跳んでいるのに対し、
プルシェンコは、プログラムの中に、フリップが入っていないのです。
また、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプは、ライサチェックは5つに対し、プルシェンコは3つなんですね。
そして、ライサチェックは、3連続ジャンプを跳んでいるのに対し、
プルシェンコは、3連続は跳んでいません。
だから、1.1点というわずかな差になったのです。
プルシェンコのジャンプ構成
4T+3T
3A
3A+2T
3Lo
3Lz
3Lz+2T*
3S*
2A*
ライサチェックのジャンプ構成
3Lz+3T
3A
3S
3A+2T*
3Lo*
3F+2T+2Lo*
3Lz*
2A*
*=基礎点が1.1倍
そして、GOEを足したジャンプの得点は、
プルシェンコ
63.77 GOE4.44
ライサチェック
63.47 GOE5.24
と、わずか、0.3点、プルシェンコが上回っているだけです。
これだと、4回転を跳んでも、安全圏ではないわけです。
つまり、ライサチェックのジャンプ構成の工夫の勝ちということです。
そして、プルシェンコは、スピンでライサチェックに、1.24点、勝っているが、ステップで、
3.4点、負けているのです。
それで、差し引き、
ジャンプ+0.3
スピン +1.24
ステップ-3.4
差 +1.86
で、ショートの差を引いて、
1.86
ショート 0.55
差 1.31
と、総合得点の差、
1.31になるわけです。
まっ、結局、プルシェンコは、ジャンプで得点差をつけることが出来なかったので、
ステップの得点差で負けたことになります。
プルシェンコのジャンプの着氷の乱れがなければ、プルシェンコが勝っていたでしょう。
それを、プルシェンコはなぜ、素直に受け入れないのでしょう。
着氷の乱れがあっても、4回転を2回跳んでいれば、プルシェンコが勝っていたでしょう。
予定では、4回転は2回入れる予定でしたけど、1回にしたのが見込み違いでしたね。
プルシェンコの考え方だと、4回転を跳びさえすればいい、ということになります。
プルシェンコは、ジャンプ構成の組み方をもっと工夫する必要があったのです。
ライサチェックのジャンプ構成で、4回転を跳べば、
必ず勝てるわけではないということが証明されたわけです。
しかし、ジャンプ構成の工夫で、4回転を跳ばなくても勝てるということは、
今の新採点方式に問題があるということです。
ただ、今、この時点で試合を行うのなら、今のルールに従うしかないのです。
選手は、それを受け入れて、試合をするしかないのです。
次のシーズンに、ルール改正の提案をすればいいのです。
現在、4回転を跳ぶ選手は、40人いるそうですから、ルール改正をして、
(女子の3Aを跳ぶ選手がほとんどいないのとは、違いますね)
4回転にもっと高い基礎点をつける必要があるかもしれません。
それにしても、ジュベールや、プルシェンコは、はっきりものを言いますね。
日本人だったら、絶対言いませんよ。
あの、柔道の誤審だって、私に言わせれば、もっと抗議すべきだったのです。
日本人は、おとなしいですね。
今、ニコライ・モロゾフ氏の「キスアンドクライ」という本を読んでいる最中ですが、
日本人のおとなしい性格は、長所でもあり欠点でもある、と述べています。
日本人のように、こんなに、まじめで礼儀正しくて勤勉な人たちは、外国人には、いないと述べています。
ただ、日本人は、言われたことしか、しないそうです。
だから、私に言わせれば、もっと、主体的に自己主張すべきなのです。
プルシェンコが批判するから、ルール改正が行われるかもしれませんね。
ところで、女子でも同じことが起きれば、韓国から大抗議が起きるのでしょうか。
それは、4回転さえ跳べば優勝出来るという、
旧採点方式の時代の選手の考え方です。
新採点方式では、いくら4回転を跳んでも、きれいに着氷しなければ、高いGOEは付かないのです。
プルシェンコは、4回転も含めて、ほとんどのジャンプで着氷が乱れました。
解説の本田武史さんも言っていましたが、この着氷だと、GOEで-(マイナス)が付きますね、と。
プルシェンコ自身も、着氷が乱れたことは、分かっているはずですけどね。
詳しく見てみると、
総合得点の差は、
ライサチェック
257.67
プルシェンコ
256.36
で、その差は、1.31
なんですね。
PCSは、ふたりとも
82.80で、全く同じなので、技術点だけを見ればいいわけです。
私は、プロトコルが手元にないため正確なことはわかりませんが、
多分、DGはないと思うので、ふたりのジャンプだけの基礎点を調べてみると、
プルシェンコ
59.33
ライサチェック
58.23
で、その差、1.1点しかないのですね。
これだと、4回転を跳んでも4回転のアドバンテージはないわけです。
なぜ、こんなわずかな点差になったかいえば、
ライサチェックは6種類全てのジャンプを跳んでいるのに対し、
プルシェンコは、プログラムの中に、フリップが入っていないのです。
また、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプは、ライサチェックは5つに対し、プルシェンコは3つなんですね。
そして、ライサチェックは、3連続ジャンプを跳んでいるのに対し、
プルシェンコは、3連続は跳んでいません。
だから、1.1点というわずかな差になったのです。
プルシェンコのジャンプ構成
4T+3T
3A
3A+2T
3Lo
3Lz
3Lz+2T*
3S*
2A*
ライサチェックのジャンプ構成
3Lz+3T
3A
3S
3A+2T*
3Lo*
3F+2T+2Lo*
3Lz*
2A*
*=基礎点が1.1倍
そして、GOEを足したジャンプの得点は、
プルシェンコ
63.77 GOE4.44
ライサチェック
63.47 GOE5.24
と、わずか、0.3点、プルシェンコが上回っているだけです。
これだと、4回転を跳んでも、安全圏ではないわけです。
つまり、ライサチェックのジャンプ構成の工夫の勝ちということです。
そして、プルシェンコは、スピンでライサチェックに、1.24点、勝っているが、ステップで、
3.4点、負けているのです。
それで、差し引き、
ジャンプ+0.3
スピン +1.24
ステップ-3.4
差 +1.86
で、ショートの差を引いて、
1.86
ショート 0.55
差 1.31
と、総合得点の差、
1.31になるわけです。
まっ、結局、プルシェンコは、ジャンプで得点差をつけることが出来なかったので、
ステップの得点差で負けたことになります。
プルシェンコのジャンプの着氷の乱れがなければ、プルシェンコが勝っていたでしょう。
それを、プルシェンコはなぜ、素直に受け入れないのでしょう。
着氷の乱れがあっても、4回転を2回跳んでいれば、プルシェンコが勝っていたでしょう。
予定では、4回転は2回入れる予定でしたけど、1回にしたのが見込み違いでしたね。
プルシェンコの考え方だと、4回転を跳びさえすればいい、ということになります。
プルシェンコは、ジャンプ構成の組み方をもっと工夫する必要があったのです。
ライサチェックのジャンプ構成で、4回転を跳べば、
必ず勝てるわけではないということが証明されたわけです。
しかし、ジャンプ構成の工夫で、4回転を跳ばなくても勝てるということは、
今の新採点方式に問題があるということです。
ただ、今、この時点で試合を行うのなら、今のルールに従うしかないのです。
選手は、それを受け入れて、試合をするしかないのです。
次のシーズンに、ルール改正の提案をすればいいのです。
現在、4回転を跳ぶ選手は、40人いるそうですから、ルール改正をして、
(女子の3Aを跳ぶ選手がほとんどいないのとは、違いますね)
4回転にもっと高い基礎点をつける必要があるかもしれません。
それにしても、ジュベールや、プルシェンコは、はっきりものを言いますね。
日本人だったら、絶対言いませんよ。
あの、柔道の誤審だって、私に言わせれば、もっと抗議すべきだったのです。
日本人は、おとなしいですね。
今、ニコライ・モロゾフ氏の「キスアンドクライ」という本を読んでいる最中ですが、
日本人のおとなしい性格は、長所でもあり欠点でもある、と述べています。
日本人のように、こんなに、まじめで礼儀正しくて勤勉な人たちは、外国人には、いないと述べています。
ただ、日本人は、言われたことしか、しないそうです。
だから、私に言わせれば、もっと、主体的に自己主張すべきなのです。
プルシェンコが批判するから、ルール改正が行われるかもしれませんね。
ところで、女子でも同じことが起きれば、韓国から大抗議が起きるのでしょうか。