午後に個人宅へ訪問。引き継ぎケースのため、今回が初対面。

引き継ぎの書類では難しそうな印象を持っていたけど、実際に会ってみるとそうではなかったですね。


今日お会いしたのは、一人暮らしをされている脳性麻痺の方。

サービスの導入に消極的との情報だったので利用計画に関しても消極的なのかなぁと思っていました。連絡もキーパーソンの方を通じてとのことだったので、自分も結構構えながらの訪問。


玄関であいさつをすると、ご本人がお出迎え。

不自由な部分はあるけど、特に装具などをつけているわけではなく、一般的な(という言い方は怒られるかもしれないけど)脳性麻痺の方。お邪魔して引き継ぎの経緯について説明。その間にキーパーソンの方もお見えになったので、あいさつと経緯について説明をすることに。


でも話をしてみると、ちゃんと話の筋が通っていました。

たしかに身体的には介助があっても不思議ではない感じだけど、話の内容は決して「拒否的」というわけではなく、むしろ今までの生活実績があっての内容であったため、今の時点での居宅介護はほぼ必要なしと感じました。いや、本人が望めば居宅介護を入れることもできますが、居宅介護がなくても今までご両親のサポートをしてきていたので、かえって導入する方が違和感が出るでしょう。また近隣にも何かあった時にサポートをしてくれる親族の方がいるみたいなので、その辺も大きな心配はないかな。


まぁ「車の運転が心配」とのことだけど、それも大丈夫かな。

当たり前のことだけど、試験場で適性検査を受けたうえで免許が交付されているのだから、こちらがとやかく言う問題でもないですね。自分が考えるのは、今の生活を維持していくこと。一言でいえば「自立生活」というものですね。どんなに障害が重くても、本人の自主性を尊重した生活をサポートしていくことが、周囲の支援者の役割ですよね。障害があるからあれやれ、これやれというのでは、自尊心をけなすことにもなりますし、精神的自立というものを阻む原因にもなります。十分に実績のある人だから今の生活を維持することの方が有益であり、何か困ったことがあった時にすぐに駆けつけられるようにすることが、自分の役割かなと感じました。


本来であれば、一人暮らしをしている方のところにこそ頻繁に行く姿勢でありたい。

でも現状はそれができないことに、ちょっと歯がゆさを感じています。