日曜日は、2ヶ月ぶり(4月以来)の立川ライディングスクール(TRS)でした。
 
予報では曇り時々雨 でももう天気予報なんか信用しない。対雨天完全防備仕様でお出かけです。
ても・・・雨の中走ると、前輪が巻き上げた泥水がエンジンにびっちりつくし、後輪が巻き上げた泥水がリアサスのリンク周りやチェーンのグリスを脱脂してくれるのでイヤなんですなあ。気持ちはもう「欠席したい・・・」Orz でも今年前半、バイク壊れてたり水泳の大会出てたりしたので欠席が続いてますので、今回は現地で中止宣言!が出ようと出なかろうと、現場までは出張らねば立場がなくなります。
予想通りに(予報が外れて)、走り始めて5分ほどで雨がぽつぽつ・・・ あとはほぼ1日雨の中・・・(; ;)
やんだなあ~ 現地まで行って中止宣言でないかなあ~ したら、ばびんさんとましまろさんのマラソン応援に家へ飛んで帰るのになあ。
 
で、現地です・・・ 雨天決行です・・・ 毒を喰らわば皿までの心境です・・・ (本音 帰りたいよ~ やめようお~)
 
TRSは今年から講習プログラムが変更になっていて、クラス分けが廃止。
ゼッケンナンバーの偶数・奇数で2班に分けて、午前中は課題コースとスラロームコースを交替で練習。
午後は全コースを2つのスラロームコースにセットし直して、やはり交替で練習です。
一時期、走りたい派な人たちが(私は結構好きですがそういう人達)大挙して訪れて、事故まではいかないまでも、パイロンをなぎ倒しまくっちゃったりとかコースを覚えられなくて迷っちゃったりとか(そりゃ壮絶なコース設定だもんなあ)、ちょっと荒れ気味な雰囲気になり、中初級者の人達が引いてしまうようなイキフンになってたので今年は敢えてこんな感じでまたーりやってます。
まあ、またーりしてても自分なりの課題追求や練習は出来るので、御用とお急ぎでない方は一緒に練習しませふ。
 
で・・・ 本日の受講生が30名強。2班に分けて、指導員5人体制くらいで練習開始です。
 
しょっぱなは、旧上級者スラロームコース。(全員走るので初級も上級ももうない)
3周まではコースを覚えてもらうために、半クラッチとアイドリング回転レベルの極低速で周回。実はこの速度で走る方がかえって難しい。
車体の慣性t力とかサスの反発力とか、いろんな力を利用できる状況の方が曲がるための選択肢が増えてきて自由度が上がるんですなあ。
でもコースを覚えられないのとスピードへの恐怖心でなかなかそこまでの壁を超えられない人が大半です。
で3周目以降は心持ちペースアップ。ああ~ 案の定、列がバラけて来たあ~ 今日は10人ちょっとの人数だからいいけど、30人とかでこんなにペース違っちゃうと安全管理上も危険になってくる。(目が届かなくなる) やっぱ運営については後半戦、少し考え直すべきだなあ。
さらにペースを上げていくと、ほとんどマンツーマンレッスンのレベルになってくる。コースを覚えた人はどんどん一人で走ってもらう。
今日の秀逸はセローの女性ライダーさん。とくにどこが速い!っという特徴はないけれども澱みなくパイロンをつなげて走ってるて感じです。
あんまし言うことない。(このレベルのライダーは、自分で走りこんで考えて上手くなる領域。)てか、今のあっしにゃあ追いつくのが危険なレベル。
他にも常連さんのレベルアップがここ1年くらい顕著な気がします。そー簡単には置いていけなくなってきました。私が遅くなったのかもしれません。競技から離れるとレベルの低下は激しいものがあります。(寂)
 
そんでも、全般的に言えることなんですが、「皆!ライン取りが大甘だ!」(勝手なことをぬかしてます)
コースが狭くセットしてあるので、心理的に仕方がない部分もあるのですが、パイロンへの進入のラインで内側に寄って行くタイミングが早すぎです。当然そのせいで出口で大きく外にはらんでしまい、いつまでたってもアクセルを開けられない。アクセルを早く開けられないから加速できる区間が短くなる。短くなるからメリハリのないダラダラした運転になる。
安全に走るというのは、大勘違いしてはならないとおもうのですが、遅く走ることではないです。必要な場面で必要な速度や必要なラインを出せるかどうか・・・自由にコントロールできる運転ができるかどうかです。(っと思う) ので、「ええ~ そんなにスピード出さないし~」とか・・・柔らかいこといってないで、キビキビ走る!これが安全で上手に楽しく乗るためのポイントです。
また、こういう雨の日の滑りやすい路面では、基本的にバイクを寝かして行くようなライディングは×です。
なんで?てな話をすると長くなりますが、加速なり減速なりの力を加える場合に、タイヤが傾いている状態よりも立っている状態の方が、横に力が逃げる(すなわち滑る!)可能性が低くなるからです。
自分の中のライディングプログラムを雨用にスイッチして、どういう操作を心がけるべきなのか、よく考えて走らないと練習にならんです。
 
課題走行は急制動を見てました。
40km/hしっかり出せてなかった人が大半だったかな。(^^;  けっこうコワイですもんね。
でも、途中でブレーキを弱めちゃったりとか、目標パイロンの遥か手前からアクセル戻しちゃったりとかって人はほとんどいなかったので、まあえんでないのって感じっす。
 
で・・・ こういう雨の時のブレーキですが、私は以下のことに気をつけてます。
 
・晴天時以上に、リアブレーキへの依存を高める。(8:2→6:4 くらい)
・リアブレーキをフロントよりも先にかけることで、フロントの過荷重を予防。路面の状況をモニタリング(フロントをかけるまでの数瞬の間に、路面が滑りやすいのか砂が浮いていないのかを察知する)
・フロントブレーキのかけ始めが一番危険な瞬間なので、そこだけが丁寧にフロントフォークが沈むのを確認してから、本格的な制動に入る。
  
と、いろんなこと書いてますが、これらの処理はそれこそ数瞬(1秒あるかないか・・・いや0.5秒ないかも)でやっている操作です。
緊急時の制動でまった~りとやっている暇はありません。これも練習の積み重ねと慣れの問題です。
てなことを最初に言っとけばよかったかも・・・ むむ~ まだまだまだやり方に工夫の余地ありですね。
 
午後に入ってからもスラロームの先導とワンポイントアドバイスに終始。
全員はさすがに見切れません。リクエストして頂ければ、電波系なわけわかんない言葉でわけわかんないアドバイスをさせて頂きますので、青フェザー(FZS)の指導員を捕まえてください。私より速くて上手い人はムリです。念のため。
 
帰りは、最近忙しくてTRSに顔を出せない師匠のさいごーさんの所に立ち寄り。雨が弱くなるのを待つつもりが結局一番激しい時間に帰ることになってしまった・・・ 川崎街道は路側帯が冠水してましたぜ。わ~い 水たまり遊びだ~(あぶない あぶない)
 
来月は7/16  ジャパンマスターズの3日目 恐怖の6時間待ち50mフリーの日ですな。(わたしは混むのがキライなので出ませんが)