カシオMSX・オールスターズ | MSX研究所日記

カシオMSX・オールスターズ

コレクション(荷物)を整理してたらこんなんが出てきました。



そう、カシオ計算機から出ていたMSXソフトです。
カシオのMSXと言えば先日の少年ジャンプの裏表紙にもあったPV-7、消しゴムキーボードで知られるMX-10などハードウェア面が有名ですが、ソフトもこれだけリリースしていたのです。とはいえMSX界でもほとんどゴミ扱いだったので、一時期(2000年頃)は非常に安く買えました。

ゲームソフトに限ると全部で32本あり、一応全部存在することは確認しています。しかしものによってはかなりレアで、コンプリートは極めて困難です。ある意味「コナミMSX全ソフト収集」のほうが金にあかして買い集められるだけ簡単でしょう。そう、カシオはゴミゆえに集まらないという宿命があるのです。

見れば分かる通り、結構抜けています。それらだけ列挙すると…。
5番:サーカスチャーリー(コナミ)
7番:フラッピー(デービーソフト)
9番:ヴォルガード(デービーソフト)
10番:モピレンジャー(コナミ)
11番:王家の谷(コナミ)
19番:シンドバッド7つの冒険(カシオ計算機)
22番:魔城伝説(コナミ)
とまあ、抜けている物のほとんどが他社のOEM版なんですね。魔城伝説は確か持っていたような気がするんですが、忘れてしまいました

OEM版を除けばカシオのゲームは全体に安いです。相場は全部1000円と言ってよいでしょう。コナミには及びませんが、素朴に面白いので私は好きです。

ただ、よく言われることですがどの作品も何かのパクリっぽいので一般的な評価は低めです。一番凄いのは18番の「カーファイター」でしょう。率直に言ってコナミの「ロードファイター」の劣化移植なんですが、16番に「ロードファイター」があるのに名前からしてパクっているという豪快さがたまりません。

さてそんなカシオゲームズの中で唯一プレミアがついているのが、19番「シンドバッド7つの冒険」です。箱説付きは1万超え確実というレアソフトなんですが、どうしてレアなのか誰にも分からないのも気味が悪いです。Yahoo!オークションにも過去一度(正確には二度)出たっきりで、他と比べるともう全然見かけません。
私は遊んだことがないのですが、「説明書を見ないことには何をしていいのかも分からない」という評価しか聞いたことがありません。なんじゃそりゃ?!

他にも21番の「イーガー皇帝の逆襲」にはなぜか大きな箱のバージョンがあったり、26番が「スペランカー」だったりと、カシオにまつわる謎は限りがありません。全部集めると願いが何でも叶ってしまいそうです。ええ、そうですね、その時はぜひギャルのパンティを所望したいですね。