1992年、大学4年生だった俺と岡田は吉本新喜劇のオーディションに合格している。
前年、大学の学園祭で松竹芸能からスカウトしてもらい、岡田を誘って1992年1月から松竹芸能タレントスクールに通ってたけど、岡田に「やっぱりやめとく」と言われて松竹芸能タレントスクールを退学。そんな時に『吉本新喜劇プロジェクトYSP団員募集』の新聞記事を見て、再度岡田を誘ってオーディションを受けた。オーディションでは2人でコントをして合格。就職しながら日曜日のレッスンに通う事に。
吉本新喜劇も子供の頃から大好きやったけど、実は新喜劇はあくまで吉本さんに入るためのキッカケで、漫才の方に行こうという失礼な魂胆やった。
サラリーマンになってから行った1回目のレッスンでは当時の吉本新喜劇のテーマ曲『エクスタシー』のダンスをひたすら練習。それが楽しくなかったのか?翌週のレッスンには岡田がブッチ。そのまま岡田とは音信不通に…。
その4ヶ月後に同級生の結婚パーティーで岡田と再会、脱サラして再びお笑いの世界へ。
増田 「吉本と松竹、どっちにする?」
岡田 「松竹」
自分の想いとは違ったけど、岡田の意見を尊重して松竹芸能に。
あれから24年、そんな不義理をした吉本新喜劇さんの特別公演に出演させて頂ける事に。
何をやるかまだハッキリ分かってへんけど、良かったらお越し下さいませ。
実は今でも『エクスタシー』は踊れる…。