俳茶居

サングラス二十歳の恋をつげぬまま 〈呑亀〉


天空茶会第十葉 Kさん表演茶芸席(2015・11・28、江戸からかみ東京松屋)


エコ茶会ワンコイン茶席「天空茶席」初日設え 2015年10月10日

ツバメおこわ×ルハンの台湾茶 「蓮畑で物語る茶会」2015年8月22日



とよす茶会会場よりの夜景 2015年7月



竹の子に囲まれた野点茶会2015年4月


         


新宿御苑の桜 2015年3月


台北の茶館 紫藤蘆の藤棚 2014年6月


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『天空茶会 第十一葉 緑蔭の茶事』 開催御礼





幽玄の世界が湧き上がるOさん、Nさん(チーム「錆sabi])の表演茶芸
(2016年6月25日)


所属会派、日本中国茶普及協会認定インストラクター会主催の『天空茶会 第十一葉 緑蔭の茶事』(2016年6月25日・於:江戸からかみ東京松屋)が無事開催された。延べ約100名の熱心なお客様と静寂に漂いながら、又時に熱く語らいながら楽しく中国茶の席を囲むことが出来た。前日の天気予報で心配された大雨も一夜明ければ嘘のよう、曇天ではあるが暑くなく、この季節としてはほぼベストコンディションに変わっていた。「天は私達に味方している」。大げさではあるが、朝のミーティングでスタッフにそう伝えた。


   

落ち着きの佇まい「澄心(ちょうしん)」の席


泥沼より蓮の花「荷風(かふう)」の席



  お客様にまず感謝の気持ちを伝えたい。お客様のねぎらいの言葉や、楽しかったの一言が一番ありがたい励みとなる。今回も沢山のねぎらいの言葉を頂き、準備の苦労が報われる気持ちになった。会場を提供して頂いている「江戸からかみ東京松屋」様の御配慮に謝辞を申し上げる事とする。前日の設営から搬出迄の気遣い、いつもながら感謝である。日本中国茶普及協会理事の皆様、今回も会長始め会場にお運び頂き、優しく見守って頂けた事に感謝申し上げる事とする。

      緑蔭の趣「清滴(きよしずく)」席

 

この日の為に練習を重ね、淹れ手デビューをされた方がお二人。一席目の緊張感は大変なものであったに違いない。いくら練習を重ねていても本番は別である。しかし、もはや誰も手を貸すことは出来ない。重き扉を押し開け、自ら背中を押すしかない。そして席を重ね、ようやく最後の席になると余裕の表情が伺え、名残惜しそうな表情に見えるから不思議である。拍手を送る事とする。

涼しげなあしらい「瑞碧(すいへき)」の茶席


 天空茶会ではお馴染みの表演茶芸、今回OさんNさんによる創作茶芸が披露された。斬新な茶芸は、お客様の目を釘付けにし、異次元の世界へ私達を誘ってくれた。お二人に大感謝である。


 十一回目となる今回、料金改定も含め、多少のリニューアルの結果が出ることになる。中国茶の淹れ方教室を実施し、気軽に茶壺や蓋碗を使ってお客様にお茶淹れを体験してもらった。お客様の反応が良く、担当インストラクターの見事なさばきで、お客様の要望に応えることが出来たと思う。ゼロから頑張ったスタッフにエールを送りたい。又、今回からスタッフを全国から募集する枠にメリットを付加し、京都等遠距離よりの淹れ手参加が叶った。天空茶会が発展して行くための重要な第一歩となった。全国のインストラクターが往還を重ねる中で、新たな展開が開けると期待したい。

夏越祓の「氷室(ひむろ)」席 京都銘菓「水無月」が出たとか

2016年6月27日  俳茶居




次回天空茶会は、2016年11月26日(土)、同所で予定している。 多謝 再見


茶譜

(すい)(へき)  肉桂(烏龍茶)/ 信陽毛尖(緑茶)

(きよ)(しずく)  陳香老白茶(寿眉)(白茶)/ 安渓鉄観音(烏龍茶)

氷室(ひむろ)  古式凍頂 龍眼炭焙煎(烏龍茶)/(紅茶)

(ちょう)(しん)  東方美人(烏龍茶)/(烏龍茶)

荷風(かふう)  鳳凰単叢(烏龍茶)/ 熟茶古茶典範(黒茶)

 



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吉田山来て見てほっこり大茶会 2016年5月28・29日京都吉田山大茶会



催事初日の神事  2016年5月28日


京都吉田山大茶会 (主催・京都吉田山大茶会実行委員会)に、2016年5月28(土)・29(日)参加した。所属する日本中国茶普及協会が、毎年ブース出店をしており、中心メンバーの関西地区のインストラクターの方々と共にスタッフの一員となり、2日間で100人近いお客様と、中国茶を通して心温まる交流が叶いとても嬉しかった。主催者の発表は確認できないが、開催2日間で約1000人以上の来場者ではないだろうか。今年で7回目となり、お茶に纏わる関西地区一番の催事に成長し、京都大阪は言うに及ばず全国のお茶好きが楽しみにしているイベントである。

催事プロデュースの左能典 氏は、出版社で編集の仕事からスタートし、独立され編集者・著述家を続けられている。そして中国茶、特に岩茶の世界に深い愛情と造詣をお持ちの方である。経営される茶館「岩茶房」は東京と京都にあり、中国茶(特に岩茶)を愛する人達には、心地よき聖地なのである。



2日間で約100人のお客様と交流 


今年は、38の団体・グループ・個人がブース出店、会場の吉田山境内は、お茶好きのお客様とスタッフの熱気に包まれた。京都でこれほどの規模のお茶の催事はないとの事。東京のエコ茶会の次位の集客ではないだろうか。

茶友の方々との再会も楽しい。九州からのMさんは、ご自身がプロディースした茶器を販売されている。天空茶会で、表演茶芸をしていただいたのを思い出した。茶の有るところ必ずいらっしゃる東京のT先生。初日の朝8時には、某ブースの設営の力仕事に従事されていた。負けてはいられず、私達60代も力が入らざるを得ない。設営後、開始までの少しの時間会場を回り、茶友の皆様に挨拶をした。経堂の中国茶のお店のDご夫妻と試飲席を担当したUご夫妻、青蛾茶房のSさん、茶遊サロンのMさん、茶館銀芽Kさん、日本緑茶センターIさん他参加者の皆様と短い時間旧交を温めることが出来良かった。お客様では、札幌のTさん、一年前に東京からご主人の転勤で大阪に来られていたTさん、横浜からのHさんと出会うことが出来嬉しかった。名古屋からのGさん、雲南での留学を終えいよいよ日本で本格稼働、活躍を期待したい。



全盛満席の盛況でした。初日Hさんの席



 スタッフの仕事の合間に韓国の抹茶の席に着くことができた。簡素な振る舞いであるが、人をもてなす気持ちがしっかりと伝わる茶席であった。茶は私にこう伝えていた「あなたを歓迎いたします。」と。帰り際韓国茶席の老師に、身振りで感想とお礼を伝えた。わかってくれたようである。

二日間約100名のお客様に謝意を伝えたい。そして、日本中国茶普及協会の茶席スタッフ関西メンバー、淹れ手・裏方スタッフIさん、Sさん、Hさん、Iさん、裏方スタッフSさん、Hさん初日お手伝いいただいたSさん、皆様にご慰労申し上げることとする。東京スタッフHさんお疲れ様。また、今回はお客様で駆けつけてくれたTさん、Nさんに感謝である。そしてインストラクターではないが、京都Iさんのご主人のご尽力に、この場を借りて御礼申し上げる次第である。

京都での催事に関東からスタッフとして参加し、交流が叶った。次は東京での天空茶会で同様に交流が叶えばありがたい。


2016年6月3日  俳茶居


  茶譜

台湾高山烏龍茶

台湾・台南のお茶

鳳凰単叢

明前獅峰龍井

月光白

岩茶

安化・天尖茶










                     




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『天空茶会第十一葉  緑蔭の茶事』ご案内

謹啓



初夏の候、皆様方にはご健勝の事とお喜び申し上げます。所属会派の日本中国茶普及協会認定インストラクター会主催『天空茶会第十一葉 緑蔭の茶事』のご案内を申し上げます。

年二回の中国茶のお茶会『天空茶会』も今回で十一回目を迎えます。スタッフ全員日頃の研鑽を披露し、お客様全員が楽しんで頂けますよう全力で務めます。是非お越し頂けますようお願い申し上げます。小生も微力ながら、淹れ手で参加いたします。会場でお会いできるのを楽しみにしております。             敬具

2016年6月吉日  俳茶居

    

                 記

期日 : 2016年6月25日(土)

場所 : 江戸からかみ東京松屋(地下鉄稲荷町下車3番出口歩2分)

    台東区東上野6-1-3 03-3842-3785

茶席料: 1500円/1回 

    *茶席は45分で2種類を呈茶、11時の回、12時の回、午後2時の回、午後3時の回の4回。各回5つの茶席があります。

その他にお茶淹れ体験(有料、茶葉お土産付)もお楽しみください。

申込み: 日本中国茶普及協会認定インストラクター会HP より、6月上旬予約開始予定。

    (予約開始の時期と方法が間もなくHPに掲載されます。)




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茶聖陸羽の故郷湖北省天門と湖南省洞庭湖君山島への旅



柳絮のお出迎え 2016年5月6日


その①


柳絮
(りゅうじょ)のお迎え

 2016年5月6日、武漢から天門 へ向かう。距離150km、2時間程のバスでの移動。田園風景が延々と続く。刈り入れ時の麦畑と、これから田植えを待つ水田。所々に蓮池もある。蓮根の産地でもある。やがてバスのフロントガラスに、白い綿毛のようなものが見えて来た。最初は、少なくてその白いものがよく分からなかった。しかし、みるみるその量は増えて行った。誰かが質問し、漸くツアーガイドが説明してくれた。柳絮 である。柳絮の量は天門に近付くにつれ増えていった。種子を風に乗せ遠くに運ぶ、種の知恵である。柳の種類の木から飛ぶのだが、日本の枝垂れ柳ではなく、街道沿いに続く楊の木から放たれていると説明があった。柳絮に歓迎された私達は、茶聖陸羽 の生誕の地、天門に勇躍到着するのであった。

 天門に来れるとはつい最近まで思っていなかった。I先生からのお誘いがあり、こんな機会はこれからも無いであろうと思い、参加を決めた。旅をプロデュースされたI先生の業績は、2009年『茶の医薬史』(思文閣出版・単行本492頁)として集大成され、お茶の世界ではつとに有名な方である。

 旅は成田から直行便が出来て間もない武漢へ。一泊し、翌日武漢市内観光後、天門へ向かった。延々と続いた田園地帯の端に天門市街が見えてくる。周りに山らしいものは無い。将に大陸的な風景と言うのが第一印象であった。 〈続く〉

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経堂『茶泉』十周年記念「なごみ茶会」でほっこり 〈2016年4月24日〉


Tさんの獅峰龍井茶有機群体種の席

  もう十年になったのか。茶泉さんがスタートしたのが2006年4月。小生が初めて、中国茶に触れる旅をしたのが2005年、同年発足の日本中国茶普及協会の研修と試験を受けインストラクターとなった。翌年茶泉は誕生した。ご主人土井さんとは歳も近い。お店に伺うと、ご亭主と奥様が何時もやさしく迎えてくれる。ある時「なごみ茶会」を知り、客となった。淹れ手のTさんとKさんとのご縁も長くなった。彼女たち始め会派のベテランの飽くなき中国茶への研鑽が、今日の会派をリードしてくれている。


Kさんの祁門金毫紅茶の席


十年というお店のメモリアルな茶会に客として参加できたことは、この上ない喜びである。奥深き茶の道にさらに迷い込んでいく最近の心境である。

茶席をマネージメントする淹れ手にとって、大切な事のひとつは、お客様にリラックスしてもらう事である。かといって客一人一人がバラバラでのリラックスではない。淹れ手が喋りっぱなしも良くない。お客と淹れ手、そしてお客同志の、バランス良い緊張関係から心地よさが生まれるのではないか。「なごみ茶会」の淹れ手のお二人を見ていて、今回も感心させられたのはそのことだ。二人の手にかかり、優しく眠りから覚めた茶葉は、心地よき桃源郷へ誘ってくれた。ただいつも残念なことは束の間(1時間)で、目が覚めることである。


奥様自家製 ジンジャーと黒蜜のケーキ

 茶泉ご主人、奥様にこの場を借りて、十周年のお祝を伝えることとする。淹れ手を務めたTさんとKさんお疲れ様でした。 2016年4月吉日 俳茶居


P.S. ご主人土井さんの二胡の響きに、哀愁の味わいが強くなった。



茶泉10周年記念

深春なごみ茶会

茶  譜

〈緑獅子席〉

奉茶 : Tさん

品茶 : 獅峰龍井 有機群体種(浙江省杭州市)

茶菓 : ジンジャーと黒蜜のケーキ

〈金獅子席〉

奉茶 : Kさん

品茶 : 祁門金毫紅茶(安徽省祁門県)

茶菓 : 自家製ピールのオランジェット










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「茶の道は遠し、ただ茶の道は楽し」



    

      福建省の茶葉を飲み倒す会茶席A 2016年4月16日


 日本中国茶普及協会認定インストラクター会が、毎年春に行う「中国茶を飲み倒す会」が2016年4月16日開催され、ベテラン・新人のインストラクターが集い大いにお茶を頂いた。今年のテーマは「福建省の茶葉を飲み倒す会」となり、15種(1種は杭州の明前龍井茶)のお茶を精力的に淹れて飲んだ。いただく方法は、参加者をグループわけし、各グループで淹れ手の順番を決め、自分の選んだ茶葉を呈茶して行く方法だ。今回は二席で一人約3種の呈茶を担当した。


           

白琳工夫の優しい姿


 

 催事の醍醐味は、基本中国茶の学習会であり、参加者の忌憚のない感想が聞けることにある。全員インストラクターではあるが、ベテランや新しい方もいる。新しい方には、はじめての茶葉もあり、新鮮な気持ちで感性を磨くことができる。ベテランたちの言葉は、今まで解らなかった茶葉の秘密を解き明かしてくれる事にもなる。又、新しい方からは、ベテランたちが陥りがちな固定観念を崩す良き言葉を発見することも多々ある。

「茶の道は遠し、ただ茶の道は楽し」である。

 今回の茶葉は、福建省在住のインストラクターOさんが、現地で買い付けこの会用に用意してくれたものと、その他を持ち寄りとした。Oさんにこの場を借りて謝意を伝えることとする。15種の茶葉を飲み倒された参加者の皆様お疲れ様でした。福建のお茶偉大なり。


武威岩茶大紅袍



茶 譜

○白茶 

白牡丹

新工芸白茶

○紅茶

正山小種

白琳工夫

秀貞紅

○青茶

鉄観音(濃香)

鉄観音(清香)

白牙奇蘭

○青茶(

北水仙

武夷岩茶大紅袍

武夷岩茶肉桂

武夷岩茶夜来香

武威岩茶ブレンド春爛万

○花茶

銀針茉莉

○新茶

明前龍井茶(浙江省)






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お茶好きが来て見て「びっくり茶会」かな 

世田谷観音、鬱金の桜吹雪舞う「とよす茶会」




世田谷観音鬱金(うこん)の桜 2016年4月9日撮影

2016年4月9日世田谷観音境内で、第4回「びっくり茶会」が開かれ、首都圏(札幌や名古屋からも)のお茶好きが結集した。今回は小生も「とよす茶会グループ」の一員として出店、茶席担当を務めた。好天の春の野点は最高の気分。おまけに名勝「鬱金(うこん)の桜」の花の下での茶席となった。グループ名は、リーダーMさんの住まうマンションの高層階ラウンジで定期的に行われる茶会「茶会 」に由来する。



茶席準備中も花吹雪舞う


私達の店は、茶席と販売のコーナーを設けた。茶席はワンコインで2種を呈茶し、その茶葉も販売した(茶葉は既に通販でMさんが販売中。さらに最新情報でMさんは、5月に中国茶のお店をオープンする事となっている。)。販売コーナーでは、茶葉の他、長年宜興通いをして手に入れたIさんの中国宜興の茶壺の販売とFさんのフリマと賑やかな店構えとなった。茶席は満席となり、28名のお客様と心行くまで春の野点を楽しむことが出来た。

会場には、首都圏を中心に全国のお茶関係者が集まり、お客とお店スタッフとの楽しい交流の場となった。札幌からのNさんとAさん。7月2・3日(土日)、札幌で「茶園日和 」を企画されていて、会派で出店計画が進んでいる。皆で盛り上げて行ければと思っている。久々に会った名古屋のGさん。かれこれ雲南での留学も2年半、そろそろ日本での活躍がスタートしそうな気配である。頑張ってほしいと言葉を交わす事が出来た。茶友のOさんとNさんは、2週続けて(前週は府中)茶席に駆けつけて頂いた。感謝である。びっくり茶会前回までは、お客であったため、のんびりお店をひやかす事も出来たが、出店組に


宜興茶壺と茶器販売コーナー


なってしまうと、朝設営の終わりころ、ざっと廻って茶友の皆様にご挨拶しただけで、他のお店でお茶を頂く事などまったく叶わなかった。出店者としては止むを得ないのだが残念であった。次回はもう少しスタッフも楽しめればなと思案する所である。
朝いちばんで、オーガニックプーアルさんのお店で明前蒙頂甘露(四川緑茶)を購入(ご主人Oさんは雲南へ出張中、お店を預かったAさんから購入)。まだ封を切っていないが、そろそろ頂くこととする。

お客様との楽しい茶談義

お茶好きが来て見てびっくり茶会かな (呑亀)



 最後にスタッフだけで、多少の時間お茶を飲み交わすことが出来た。誠に愉悦な時間をすごした。スタッフのMさん、Fさん、Iさん、Tさん、Sさんお疲れ様。

催事を仕切られたKさんに感謝である。ご主人、お嬢様にも挨拶が叶った。(しっかりKさんを支える家族は素晴らしかった。)そして沢山のお客様とご縁が出来たことは、「とよす茶会グループ」にとって最高の宝物となった。次回また皆様とお会いできるのを楽しみにしている。 多謝、再見。     2016年4月吉日 俳茶居



びっくり茶会茶席










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「一人一席春のティーパーティー」 相方Fさんの野点茶席 2016年4月2日撮影

一人一席春のティーパーティー 野点は茶席の原点


現代喫茶人の会が主催する「一人一席春のティーパーティー」(2016423日、府中郷土の森博物館内県木園)は、お茶好きが寄り合い、のんびりといろんなお茶を頂ける楽しい催事である。相方のFさんと7年位続け2日目(3日〈日〉)の淹れ手で参加。ここ2年、2日目は天候に恵まれず、古民家を使っての開催であった。漸く今年は3年ぶり、県木園での野点が叶った。野点はお湯の管理が難しく、何時も苦労するのだが、それでも淹れ手もお客様も久々の解放感溢れる野外での開催に満足していた。一年ぶりに淹れ手参加の方々に挨拶し、旧交を温めた。客足を心配したが、一席目以外は千客万来、休む間もなく最終回となった。

ご常連の茶友の皆様とは、交わす言葉は少ないが気持ちが通じている。心でお礼を言いながら、呈茶に気持ちを込める。一煎目を口にしたお客様の微妙な表情が気持ちを伝えている。お茶とは何か。何時も不思議に思う。茶席の主役であり、見事な脇役を演じることも出来る。お茶がここまで運んできたものに想いを寄せることで、客と淹れ手の気持ちが通じ合う。春のお茶「南京雨花茶」が運んでくれたものは何だったのだろうか。

おいで頂いたお客様に感謝である。そして主催の現代喫茶人の会の皆様に謝意を伝え、来年お会いできることを楽しみにしている。  俳茶居


俳茶居 野点茶席



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2016年3月の記憶


人は、日々の記憶を積み重ねて生きている。ただ、人は忘れやすい。5年前の過酷な地震・津波・原発事故災害から学んだことですら、日々の営為の中、曖昧に流されてしまいそうである。私はこの文章を記し、2016年3月の心の在り様を記憶として残すこととする。

71年前の1945年3月10日、米軍機による東京大空襲は、下町を中心に首都を焼土と化し壊滅的な被害を与えた。死者は10万人を超えた。犠牲者のほとんどが一般市民であった。戦勝国アメリカは、戦争の早期終結に手段を選ばなかった。それは、3月23日から3か月に亘る沖縄戦、8月6日広島8月9日長崎への原爆投下と続き、市民が大量殺戮の犠牲となった。戦後、勝者が開いた裁判(極東軍事裁判)では、戦勝国の戦争犯罪は問われなかった。

2011年3月11日、東日本大震災が起きた。大津波を受けた福島第一原発の事故は、想定されている原発事故の最高レベルのものとなり、5年後の現在でも約10万人の方々が、避難生活を送っている。原子力の平和利用の名のもと続けられてきた原子力発電事業は、一つの大事故で国民に壊滅的損害を与えることが実証された。廃炉作業を進めている福島第一原発に明確な廃炉ビジョンはあるのだろうか。メルトダウンした核燃料を取り出す確固たる技術は確立されていない。安全神話の中で、事故対応は著しく合理性を欠いていたのである。ここに来て政府自民党、電力会社、原子力規制委員会は、停止中の原発再稼働に躍起になっている。2015年8月、九州電力は鹿児島川内原発1号機、10月同2号機を再稼働させ、更に加速させようとしている。一方、2016年年初に再稼働した福井県高浜原発3・4号機は、大津地裁の判決により稼働を止めることが出来た。司法の健全さを辛うじて見た覚えである。しかし権力は、真っとうな判決を出した裁判官に人事介入をするかも知れず監視しなければならない。

3,382億円と言う数字がある。東京電力が発表した、2015年4月~12月までの経常利益である。電力事業がいかに利益を出せる仕組みを作っているかが解る。電力会社は、かかる経費に利益を上乗せし、電気料金を設定することが出来るのである。経費には原発事故で保障に向けられる費用も含まれる。電力会社の売り上げのほとんどは、電気料金である。それは私達が支払っている。原発事故により受けた東京電力の損害や、いつ終了するかわからない廃炉作業の費用も、私達電力需給者が支払っているのである。国が復興の為に予算化した費用も当然国民の税金が主である。しかし、当の東京電力の事故発生当時のトップ役員達は、誰一人責任を取らないまま今日に至っている。許すことの出来ない現代日本の構図である。  20163月の記憶を記すこととする。  俳茶居



新宿御苑2015年3月
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転合庵茶会 春雨に人集う


転合庵への道

茶人張茹涵 さんの新たなスタートが始まる。台湾から留学中の彼女の一区切りに、東京国立博物館茶室「転合庵 」で茶会「無時 卒業茶会」)開かれ、その客となった。日々の勉学やブログで拝見する動きの中に、将来『茶』の道で生きる覚悟が伝わる。茶会の様子は、彼女の日本における中国茶の先生、ちょしさんのブログ に丁寧に再現されている。



           転合庵

 

 お茶とは何か。彼女は人生のテーマを20代の若さで見つけた様である。ある時彼女に聞く機会があった。お茶と出会うきっかけは何であったのか。台北の茶藝館「紫藤蘆 」でアルバイトを一年したことと返答があった。「紫藤蘆」は、1920年日本の台湾総督府付高級官僚の官舎として建てられた日本式家屋。戦後は台湾の役人の官舎となった。紫藤蘆の主人周渝は、公務に就いた父親の代から紫藤蘆に住み、1981年に茶藝館に再生する。周渝は、台湾を代表する高名な文人、茶人である。お店の水は、台北近郊の温泉地「烏来(ウーライ)」より運ぶ徹底ぶりだ。彼女が周渝からどんな影響を受けたかはわからないが、お茶との出会いとしては恵まれたと言える。



ルハンさんの福寿山冬片のお点前
 

 お茶の国から日本に来てお茶の勉強をする。一見不思議な図式だが、外からだから見える物は多い。アジアの東の端の島国日本には、大陸や半島、南北の島々から、長い時間をかけ伝わったものが撹拌され、やがて日本文化に収斂される。茶道もしかり、日本人が昇華した文化のひとつである。是非日本から見える世界も大切に願いたい(その辺は、ちょしさんの青春と重なりそうである)。

やがて彼女は、アジアの多様な茶文化の俯瞰と往還の中から、現代の「茶論」を纏めることとなるであろう。その長き途に就かれた記念の茶会に招かれたことは幸せである。又、笑顔の母上にお会い出来たのも嬉しいことであった。   2016年3月吉日 俳茶居


        ちょしさんの茶席 白豪銀針抹茶仕立て


紫藤蘆主人周渝は「茶」について記している。

「茶葉の奥深さとは、『吸収』することである。〈中略〉つまり、山や丘に育ったお茶の木は、周囲の息吹、そして山水の気質を思いっきり茶葉の中に吸収するのである。あるいは、それこそがお茶の独特な魅力の根源かも知れない。そのことを知っている多くの東洋人は、茶葉一枚を通じて山水の風景と大自然の精神を体得するだろう。」―『中国茶と茶館の旅』〈新潮社〉より―









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