未来からのシ者、トランクス!!タイムマシンの知られざる機能!!『1』 | トルコネ商店☆中野店

未来からのシ者、トランクス!!タイムマシンの知られざる機能!!『1』

悟空「変わるといいな、未来……」

トランクス「はい。悟空さんの強さを知って少し希望が持てました」

悟空「また会えるか?」

トランクス「わかりません……。タイムマシンの往復ぶんのエネルギーを得るには、かなりの時間が必要なんです……。もしそれまでに生きていられたら、かならず応援にきます。三年後に……」

悟空「生きろよ。いい目標が出来た。こっちもそのつもりで3年間たっぷりと修行するさ」



トランクス「父さん……。母さんの言ったとおり、強く、プライドが高く、きびしく、そしてさびしそうな人でしたね。どうか死なないで……。若い母さんもがんばってください」
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そして、トランクスは17年後の未来に帰った……はずだった。


トランクス「ふぅー、本当に上手くいくなんて。悟空さんに心臓病の薬も渡したし、これでなんとか人造人間の倒し方がわかればいいんだけど……」

タイムマシンを降りるトランクス。喧騒。

トランクス「……それにしても、ここは西の都だよな?エイジ780年、ちゃんと元の時代に帰ってきたのは確かなんだけど、……ずいぶん人造人間の被害が少ないみたいだ。それに、街がこんなに賑わっているなんて。ん!?あれは?まさか!!??」

悟飯「やあ!トランクス君じゃないか!そんなところで何してるんだい」

トランクス「え!!??えぇぇ~~!!??ご、悟飯さん!!??なんで生きて??うそだ!!だって悟飯さんは人造人間に、あいつら殺されたはずじゃ……??」

悟飯「ん??ちょっと、どうしたんだよトランクス君。人造人間って、セルのことかい?やだな。殺されたのはトランクス君だろ?……って言っても、あれは未来から来た方か。君はあの時産まれたばっかりだったもんな。ハハッ!勘違い勘違い。それにしてもトランクス君、君、熱でもあるんじゃないのか?どれどれ……」

左手をトランクスの額に当てる悟飯。

トランクス「あーー!!!???腕!!腕がある!!だってあの時、もげたはずじゃ!!??」

悟飯「ちょ、ちょっと!!恐い事言うなよ!!なんで僕の腕がもげるんだよ!!そりゃあ、セルの一撃を食らった時には一時的に動かなくはなったけど、今はこの通りピンピンしてるよ。だいたいあれだって、君のお父さんのせいみたいなところもあるんだからね」

トランクス「お父さん?それって、ベジータさんですか?でもあの腕は僕を守るために……」

悟飯「まあ、そう言えなくはないよね。君……じゃなかった、未来のトランクス君が殺されたから、ベジータさんが勝てもしないくせにセルに向かっていった訳だからね。あの人、結構熱くなるタイプなんだよな」

トランクス「……あの、さっきから聞いてると、新キャラとともに、衝撃的なセリフがちらほら散見されるんですけど、あの~、とりあえず一番気になった所をお伺いさせていただいて宜しいでしょうか?……間違ってたらすいませんけど、もしかすると、僕は……死ぬんでしょうか?」

悟飯「だからぁ、それは未来から来た方の君で、君じゃあないんだって。まあ、彼は確かに死んだけど、もう過ぎた事だし、もういいじゃないそんなことは!」

トランクス「良かないですよ!!」

悟飯「もう、しつこいなぁ!君には関係ないんだって!」

トランクス「でも……!」

悟飯「ね!!」

トランクス「……すいません。……じゃあ、かわりにもうひとつ気になっていることが。あの、さっきから度々登場してくる“セル”っていうのは?」

悟飯「え?セル?そりゃ人造人間でしょ?本人は究極のって言ってたけど」

トランクス「……究極の人造人間!!??それって、何号ですか?」

悟飯「何号っていうのはないんじゃないかな?」

トランクス「強いんですか?」

悟飯「うん。まあ、強いね」

トランクス「悟空さんでも勝てないくらい?」

悟飯「うん。まあそうね」

トランクス「そんな!?二人だけでも手に負えないのに、他にも人造人間が……!?」

悟飯「まあ、そんなことはどうでもいいよ。それより、ベジータさん居るかな?」

トランクス「どうでもって!!……え?父さん?父さんが居るんですか?どこに?」

悟飯「だから、それを僕が訊いてるんじゃないか!ホント、今日のトランクス君はなんかおかしいぞ。居ないの?ベジータさん。またブラにつきっきりなのかな?」

トランクス「……ブ、ブラにつきっきり!?ブラって、あのブラですよね?知らなかった。父さんは日頃そんなことをしてるんですか!?」

悟飯「まあ、最近はずっとなんじゃないかな」

トランクス「あの、……も、もしかすると、着けたりもするんでしょうか?ブ、ブラを」

悟飯「つける?ああ、そういうことか!まあ、ああ見えてベジータさん過保護なところあるから、やっぱり大きくなってきたら、つけたりもするんじゃないかな。心配だもんね」

トランクス「お、大きくなりますかね?」

悟飯「そりゃあ、なるよ!そういえばこの前、ベジータさんがやさしく撫でてるとこ見たよ。意外だよね」

トランクス「なで!?……意外ですね」

悟飯「でも、なんだかんだ言ってトランクス君だって、気になるんでしょ?ブラのこと」

トランクス「……そりゃあ、僕だって気にならないって言ったら、嘘になりますけど……」

悟飯「やっぱりつけたりするの?」

トランクス「着けません!!!!」

悟飯「まあいいや。ところで、最近悟天とは会ってるの?」

トランクス「悟天?また新キャラですね。その方はどういった人なんでしょうか?」

悟飯「またまた、やだな~!僕の弟の悟天に決まってるだろ!あ!そうか、わかった!君達ケンカしてるんだな。だからそんな知らんぷりしてるわけだ。でもまあ、二人は合体するほど仲がいいんだからね。心配することもないか」

トランクス「ががが……合体!!!???それって、僕がその人と合体したってことですか!?ハマちゃんとミチコさんみたいに……」

悟飯「そのハマちゃんって人は知らないけど、とにかく合体してたよ。何度もね」

トランクス「ちょ、ちょっと待ってください!!確か、悟飯さんの弟って言ってましたよね!?ということはつまり……男!!!???」

悟飯「あたりまえだろ!あいつが女なわけないだろ!気持ち悪いな!!」

トランクス「絶対男の方が気持ち悪いでしょ!!」

悟飯「たしか、トランクス君の方が大きかったから、苦労したって言ってたじゃないか」

トランクス「そんな赤裸々なことまで!?」

悟飯「いつもは30分は合体してられるけど、本気を出すと、5分しか持たないとも言ってたね」

トランクス「ちょっと待った!!もう止めてください!!恥ずかしいです!!」

悟飯「えー?いつもあんな恥ずかしいポーズしてたくせに」

トランクス「……僕っていったい……」

悟飯「まあ、その悟天も今じゃナンパに明け暮れて、兄としてはちょっと困りもんだよ」

トランクス「ナンパ!?僕というものがありながら!!ヒドイじゃないですか!!」

悟飯「うんうん。トランクス君も心配してくれてるんだね。ありがとう。やっぱり二人は仲がいいんだな~」

トランクス「……ゆるせない!!人の純粋な心をもてあそんで!!」

悟飯「そうだよな。あいつも昔は可愛かったんだけど。……ん?あ!あれクリリンさんだ!おーい!!クリリンさ~ん!!」

トランクス「え!?クリリンさん?あのモンド・アガケみたいなのが?」

クリリン「おう!!悟飯とトランクスじゃないか!何してんだよ、こんなとこで」

悟飯「クリリンさんこそどうしたんですか?」

クリリン「ん?ああ、買い物だよ。奥さんにつき合わされてんだ」

悟飯「あはっ!いまだに尻に敷かれてるみたいですね。で?当の奥さんは?」

クリリン「ああ、もうすぐ来ると思うんだけど。あ、来た来た!お~い!18号ー!」

トランクス「……18号?」

悟飯「ん?どうしたトランクス君?」

クリリン「18号。今、ばったり悟飯とトランクスに会ったんだ」

18号「あら、どうも。おチビちゃん……って言っても、ずいぶん大きくなったか。元気そうね」

トランクス「……やはり人造人間!!よくものこのこ顔を出せたな!!」

クリリン「ちょっ!!??ど、どうなってんだ!?落ち着けトランクス!!スーパーサイヤ人ってどういうことだよ!?」

トランクス「みんなの……そして、悟飯さんのカタキだー!!!」

悟飯「だから、死んでないってー!!」

トランクス「うおぉぉ~!!!」



「というのはどうじゃろうか?」

彼はハカセ。ニヤケタ顔は気持ちが悪い。あと加齢臭もスゴイ。いい歳して小学生と遊ぶベンゾウさん並みの異常者だ。

「いや、どうと言われても……」

僕の名前は“まさお”、“のざわまさお”。小4。今をときめく非実在青少年だ。

今日も今日とて、ハカセの家に来てしまった。そう、ドラゴンボール考察を聞くためだ。それにしても、いきなり何なんだろうか?自分の時代に帰ったはずのトランクスが、おそらくは、ドラゴンボール本編、魔人ブウ編後に迷い込んでしまっている。へんてこな話だ。

「今日はタイムマシンの話をしようと思う!!」

ハカセは決然と言い放った!!


八○見乗児「ひょんなことから、ドラゴンボールの研究をしている“ハカセ”に弟子入りしてしまった“のざわまさお”。今回は“タイムマシンの話”をするというハカセだが、はてさて、一体どうなってしまうのやら……」


ティキティンティキティン!!テーテテ・テーレテテテレッテレーーーー♪ティキティン!!


『未来からのシ者、トランクス!!

タイムマシンの知られざる機能!!』


つづく


「オッス!オラまさお!ひゃーおでれーた!!

タイトルが出たと思ったら終わりだもんな!!

でもよ、オラなんかわかんねーけど、ワクワクすっぞ!

さて、次回のドラゴンボール考察なんだけど、もちろんこの続きをやっぞ!!

前にも言ったけどトルコネのやつ、

基本的に「アタマ空っぽ」だから、すぐにって訳にはいかねーかもしんねぇけど、

その方が「夢詰め込める」って言うだろ?

そのうちまた続編を更新するから、みんな、ちょっくら待っててくれよな。

じゃあ、コンゴトモヨロシクな!!」


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