週刊"詞行錯誤"~詞ってなんだろう…第17回「人の心に響く良い詞を書くために」 | 保育園・幼稚園・こども園向けオリジナル参加型音楽ショー『にじいろコンサート』♪うたほり~幼児向け童謡シンガーソングライター Mr.スコップ

週刊"詞行錯誤"~詞ってなんだろう…第17回「人の心に響く良い詞を書くために」







皆様、いかがお過ごしでしょうか。



さて、新たに作詞について、あーだこーだ書いていこうと始めた


『"詞行錯誤"~詞ってなんだろう…』。



第17回目の今回は、さらに突っ込んで


"人の心に響く良い詞を書くため"


についてお話させていただきます。



言葉のセンスを磨き、ある程度、詞の中で操れるようになってきたら



いよいよ、詞自体のセンスを磨き、良い詞が書きたいと思うところですよね。



良い詞とは、ここでは他人の心に響き、共感を得ることのできる詞であると解釈しますが



では、そのような詞を書くにはどうすればいいのでしょうか??




まず、多くの人に見て聴いていただくことを目的としているものならば



最低でも、その方々が良いと感じるものであるということが必須条件で



詞の内容を他人が理解できるよう、伝わるように書くことが最も大切です。




あなたは、Web上での他人とのメールのやりとりで



こちらが意図していたことが相手にうまく伝わらなかったり、



逆に相手が意図していたことがこちらにうまく伝わらなかったりして



人間関係がうまくいかなかった経験をお持ちではありませんか?




このようにメールも詞も、書き言葉であるがゆえに、たとえ体裁良く言葉を並べてみても、



そこにある内容や感情まで、すべてを他人に理解していただくことが難しいのです。。。




では、どうすれば人様に伝わるような良い詞が書けるようになるのか。。。?



それには、まず自分自身が詞の形をきちんと把握することが必要となります。




例えば、”花の一輪挿”の絵を描くとしましょう。



その場合、花は何の花か、花瓶はどんな花瓶か、テーブルの上に置いてあるのか



台の上に置いてあるのか、部屋は洋間か和室か、壁はどんな模様か、



窓はあるのか、カーテンのデザインは、窓の外の風景は、光はどちらから当たっているのか



など、事前にいろいろ考えてから描き始めますよね。




これと同じように、作詞もテーマが決まったら、



最初に浮かんできた、おぼろげな詞の全体像を



一つ一つはっきりとクリアーなものにしていくという



様々な細かい事前設定を行うことが肝心なのです。




自分さえもよく理解できていない詞が



他人に理解されることなどあり得るでしょうか…









つづく









【今回のまとめ】



"人の心に響く良い詞を書くために"は、


まず自分自身が詞の詳細を把握すること!