週刊"詞行錯誤"~詞ってなんだろう…第8回「我が詞天王の一人 井上 陽水さん」
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、新たに作詞について、あーだこーだ書いていこうと始めた
『"詞行錯誤"~詞ってなんだろう…』。
第8回目の今回は、
自分が特に影響を受けて来た作詞家の一人
井上 陽水さんをご紹介します。
陽水さんといえば、
フォークソングでデビューし
その後、ポップスへと移行していったシンガーソングライター。
前回、少しご紹介した来生たかおさんと同世代で
音楽的なバックグラウンドも近いものがあるようで
名曲「少年時代」のレコーディングでは来生さんがピアノを披露しています。
シンガーソングライターである、お二方の決定的に異なる点は
来生さんが曲のみで詞を書かれないのに対し、
陽水さんは曲も詞もご自身で書かれるという点。
「少年時代」を始め、陽水さんの書かれる詞は
万人受けする素晴らしいものも多いですが
独特の詞の世界観を持っていらして
まだまだ未熟な自分には理解できないシュールな作品も数多く存在します。
しかも、なぜかミステリアスな雰囲気を醸し出す風貌も相まって
ん~~~あのサングラスの向こう側には何があるのか。。。?
それ故に、彼の詞は真似しようと思っても
到底出来るものではありません。
中でも、自分は「My House」という曲が特に好きで
どこか、Rockを感じさせ
恐らくは、ビートルズのサイケ時代のジョン・レノンの
作風に強く影響を受けたのではと推測しています…
また、それらとは対比的に
初期の頃の作品には、いかにも新人らしい詞も多く
以前、元祖ユニットの某ギタリストがテレビ番組で
おっしゃっていたことには、
「中学時代に陽水さんの"傘がない"という曲を聴いて
これなら自分にも詞が書けそうだと思った」
のだそうです・・・!?