お天気まで変えちゃう優しい芳雄さん♪ | M&Rのテリア的自由な事情♪

お天気まで変えちゃう優しい芳雄さん♪

青山葬儀場にて、21日、22日、

親愛なる原田芳雄さんの葬儀が行われました。


報道では「芳雄会」と言われているけれど、

凄い人数が集まりました。

みんなで抱き合ったり、泣いたり、笑ったり....

BGMは、17歳のバースディーライブの様子。

勿論、私も観に行っているんであの日が甦り、

体中の力が抜けて行く感じ...。



今日の写真は撮りたくない!

現実とは受け入れられない!

という気持ちが強かったんですが.....

Blogでの公開を控えて、私のスマホにだけ残しました。

その様子は、

ずっと一緒に居たサッちゃんのBlogで紹介されています。

(お清め所にある芳雄さんコレクションなど.....)



芳雄さんとは、高校生の頃に出逢い、

毎月行われていたマンスリーライブに通い、

その後、社会人になって、現場マネージャとして、

当時、長谷直美さんの担当だった私は、

「太陽にほえろ!」の現場で、

芳雄さんと同じ事務所のブルース刑事(又野さん)と出逢い......

ファンから、関係者としてライブに行くようになって.....

打ち上げにも参加しているうちに、コーラスの美保さんと親しく成り、

今では大親友として、芳雄さんに逢う時は何時も一緒。


お通夜から、バンドのメンバーとみんなで手を繋ぎ.....支え合う。

お互い支えないと、倒れそうな程....ショック!!!

こんなに胸が痛く成るんだぁ~~という程の呼吸困難汗

一緒に居る事、それが私たちの芳雄さんへの感謝の気持ち。

世話になりっぱなしで、何もしていないね......

教えてもらうばかりで.....まだまだ未熟な私。


石橋蓮司さんの弔辞が全てを語っていました。

私は芳雄さんのブルース部門と親しくしてもらっていたので、

比較的、気楽にお話をさせて頂きました。

ドラマ部門では手の届かない名優なんで....喋れませんあせる



葬儀場には、ドラマでご一緒した役者さんもたくさんです。

かおりさんは勿論、石橋連司さん、原田美枝子さん、いしだあゆみさん、

石橋凌さん、伊藤英明さん、佐藤浩市さん、馬淵晴子さん、

美保純さん、かたせ梨乃さん、夏八木さん、などなど.....

見かける度に、「あぁ~~~編集させてもらってるんだなぁ~~」

みんなご縁があって出逢ったるんだなぁ~~って.....。

ハナ子のお家で良く逢っていた大楠道代さんなど......

あぁ~~....あぁ~~~...って想いながらも.....

声をかけたりするわけではなく.....

会釈する程度で、みんな気持ちを抑えているのが必死!

久々の再開で握手などしたら....涙腺が緩みっぱなしです汗

喫煙所で逢う桑名さんも.....

「あぁ~~!」

「よ~~~ぉ!」

逢わない時間が一瞬で埋まり......ご一緒に喫煙。



20日から台風が道を反れてくれて、

葬儀でみんなが熱中症にならないように、

程よい風が吹いて......長い時間一緒に居られました。

告別式の今日も30度を超える!という予報だったけど、

昨日と同じく、長袖の喪服も暑くなく、程よい温度でした。

「芳雄さん、天気まで変えちゃって!」という声は、

あちこちから聞こえていました。



芳雄さんのところには、「この人誰?」という方が、

何時も居るんだけど.....誰もが気楽に声をかけて、

誰もが、「この人誰?」を追求しない。

大女優も、大御所も、子供も、孫も、女性も、男性も、

区別、差別無く....みんな「芳雄会」なんです。

もっと、もっと、芳雄さんとの時間を過ごしたかったけど、

長男の喧太が後を継いで、餅つきも、ライブもやるよ!

って、言っていたんで.....いつかまた逢えます。



今は、本当の神様になっちゃった芳雄さんに、

何時か私がお空へ行った時に褒めてもらえるように、

日常を過ごそうと.....想うのです。

30年の時間が私の宝ですドキドキ

こんなに偉大だって、改めて知って.....

余りにも大切過ぎて....触れられません。

芳雄さんを語るのはしばらくお休みです。




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◇石橋蓮司さんの弔辞全文

 原田芳雄に向かって自分が弔辞を言う、こんなばかげた、悪ふざけはあるだろうか。弔辞という字も正確に書けなかったし、弔辞とは故人の業績をたたえ、人に伝えるとあったが、今、芳雄の業績をたたえたくもないし、人に伝えたくもない。ただただ、ただただお前が今ここにいてくれればいい。お前が今ここにいて、これは冗談だと言ってほしい。それが芳雄、家族に対して、またおれたち仲間に対しての最大の業績だよ(涙)。ほらみろ、破たんしてしまったじゃないか。お前が悪い(涙をふいて)。じゃあ、こうしよう。これは映画の一場面としてアドリブで何かしゃべってみるよ。

 芳雄、おまえと一緒にやった映画、全部うまくいったな。そして最新作「大鹿村騒動記」、あの(撮影の)2週間。おまえが病魔と闘いながら作品に挑む姿は感動的だったし、すごみさえ感じたよ。あの映画の原案は芳雄だと聞いて台本を読んだとき、正直言っておれにはよく分からなかった。なぜ芳雄がそこにこだわるのか。なぜそこまでこだわるのか、よく理解できなかった。でも完成試写を見たとき、何か、心がふるえるのを感じたよ。今も感じている。それはあの2カ月後、日本が未曽有の大災害に襲われ、多くの村、村が壊滅的打撃を受けてしまった。そして今、そのたぶん村、村方々が一緒に手を取り合って、過酷な環境の中、苛烈な現実を乗り越えようと一生懸命頑張ってらっしゃる。しかも遊びを取り入れながら、その力の源はなんなんだ。どうしてそうできるのか、この映画でその源のいったんをほんのささやかでも提示できたのではないだろうか。

 このように原田芳雄は直感力が鋭く、動物的勘と言ってもいい。いつも人の心の活断層のきしみを誰よりも早く聞き取り、そして予感し、具体的な作品に起こして、見事肉体化してみせたよな。芳雄、おまえの力と身体はまだまだ日本の映画界に必要だよ。おまえが次回作、どんなことを考えていたのか、どんな声を聞き分けていたのか、何を予感していたのか、これから(しばし沈黙)、家族の方々にいろいろ教わって、具体的な映画になれるよう、おれも含めて一生懸命頑張ってみるつもりだ。具体的になったらば、すぐに報告にいくから、それまで少し、ほんのちょっとだけ休んでいてくれ。

 また破たんしそうだからこれでやめる。芳雄、だらしなくてごめん。