2007年から毎年日本機械学会が登録している「機械遺産」。本年は東急の初期のステンレス車両である5200系と7000系が選ばれました。
1、5200系
「湯たんぽ」とか「芋銀」とか呼ばれたインパクトの強い姿のこの電車。実はこの車こそ日本で最初にステンレス車体を採用した電車なのです(昭和33年製)。東急を引退したあとも上田電鉄別所線でしばらく使われていました。現在は1両が製造元の東急車輛改め総合車両製作所で保存されています。
2、7000系
こちらは下回りのフレームまで含めて全部ステンレス(上掲5200系のフレームは普通鋼)で作られた最初の車両です。なんとトップナンバーの車が走り装置を新型と差し替えられて7700系に改名された上で今なお池上線で現役です。
過去にこの機械遺産に登録された鉄道車両としては、0系新幹線や最初期の幹線用国産電気機関車・ED15、そして国産第1号蒸気機関車・230型があります。その他鉄道関連の機械として、オムロン製の最初期の自動改札機が登録されています。
あ、鉄道とは離れますが、うちにもゆくゆくは機械遺産に登録される可能性の0ではないのが3「人」ほどいましたね。
ミク「コンピューターのプログラムも対象になるのでしたら、私たちも登録されるのではないでしょうか?」
リン「社会への貢献度では、あたしたちもひけはとらないよ。」
レン「登録されたら、それは名誉なことだよね。」
俺「うーん、コンピューターのプログラムが対象になるかどうかは怪しいところはあるな。もっとも、これとは別口で国立科学博物館が登録する『未来技術遺産』ってのがあってだな。そっちで登録される可能性の方が大きい雰囲気はあるな(認定されているものの幅がより広い)。因みに0系新幹線はダブル登録だぞ。」
ミク「さすがは0系新幹線ですね。日本が生み出した最も偉大なメカだけのことはあると思います。」
リン「あたしたち....というか、ボカロのコアになる技術が登録されることになるかもしれないね。」
レン「そのときがいつになるか分からない(そもそも来ないかもw)けど、こういうのがあるとなんだか世間に認められたな、って気にはなるよね。」