第4話 新しい出会い
母が帰ってきた。
年末年始にも帰っては来たが
今回は病院に帰る日を気にすることなく
以前のように母は家に居ることが出来る。
帰って来るまでは準備が大変だったり不安に思ったり
妹や父と衝突することもあったが
それでも母は帰って来た。
私は母が帰ってきて嬉しかった。
ただ単純に嬉しかった。
母が家にいる、病院ではなく家に居る。
そんな当たり前のことが嬉しかった。
母の存在感。母が家にいる安心感が嬉しかった。
帰宅してすぐの頃母はまだ不安気で
「本当に大丈夫なの?」と何度も言っていた。
だがしばらくすると安心したのか
安らいだ表情でいることが多くなった。
そんな母を見ていて私達も安心した。
何日かしてから初めて往診を頼んでいた医師と
訪問看護の看護師さん2人がやってきた。
医師は初老ののんびりした人であまり印象は無かったが
母の担当になった看護師のBさんは
ハキハキと話す明るい人で母が好きそうな人だった。
そして私達家族も一目で気に入ってしまった。
Bさんはベテランの看護師さんらしく
手際も良くて物事をはっきりと言い
決して母に無理強いをしなかった。
Bさん自身も母親を亡くしていたらしく
私達の気持ちや悩み事を共感できると言ってくれた。
そんなBさんの存在感が私達は嬉しかった。
「こんにちは!kさん(母)!どうですか調子は?」
そう言っていつもBさんは明るい笑顔で母に挨拶をする。
「Bさんいつも元気ね~」
Bさんの笑顔と明るさにつられて母も笑顔で答える。
「そうよ~!kさんだって元気そうじゃない!」
Bさんと母のやり取りを見ながら
私達はどんなにか救われたことか・・・
辛い気持ちもその時だけは忘れることが出来た。
Bさんの明るさに私達はこれからも助けられていく・・・
本当にBさんとの出会いは嬉しいものだった。
年末年始にも帰っては来たが
今回は病院に帰る日を気にすることなく
以前のように母は家に居ることが出来る。
帰って来るまでは準備が大変だったり不安に思ったり
妹や父と衝突することもあったが
それでも母は帰って来た。
私は母が帰ってきて嬉しかった。
ただ単純に嬉しかった。
母が家にいる、病院ではなく家に居る。
そんな当たり前のことが嬉しかった。
母の存在感。母が家にいる安心感が嬉しかった。
帰宅してすぐの頃母はまだ不安気で
「本当に大丈夫なの?」と何度も言っていた。
だがしばらくすると安心したのか
安らいだ表情でいることが多くなった。
そんな母を見ていて私達も安心した。
何日かしてから初めて往診を頼んでいた医師と
訪問看護の看護師さん2人がやってきた。
医師は初老ののんびりした人であまり印象は無かったが
母の担当になった看護師のBさんは
ハキハキと話す明るい人で母が好きそうな人だった。
そして私達家族も一目で気に入ってしまった。
Bさんはベテランの看護師さんらしく
手際も良くて物事をはっきりと言い
決して母に無理強いをしなかった。
Bさん自身も母親を亡くしていたらしく
私達の気持ちや悩み事を共感できると言ってくれた。
そんなBさんの存在感が私達は嬉しかった。
「こんにちは!kさん(母)!どうですか調子は?」
そう言っていつもBさんは明るい笑顔で母に挨拶をする。
「Bさんいつも元気ね~」
Bさんの笑顔と明るさにつられて母も笑顔で答える。
「そうよ~!kさんだって元気そうじゃない!」
Bさんと母のやり取りを見ながら
私達はどんなにか救われたことか・・・
辛い気持ちもその時だけは忘れることが出来た。
Bさんの明るさに私達はこれからも助けられていく・・・
本当にBさんとの出会いは嬉しいものだった。