「お昼過ぎから急に元気がなくなり
2時間前から口から泡を出しています。」
と6才のネコさんが来院された。
診ると呼吸は速く、口を開けた状態の
開口呼吸をし、深い赤色の舌を
出しながらハアハアしている。
すぐに体温チェック。
40.5℃!
体が熱い。
尿も出ていないとのこと。
この仔は、外には全く出ていない。
「エアコンの設定温度は?」
「昼は事情で、エアコン入れていません」
「!」
「それはまずい・・・」
話が長くなる前に、とにかく今はすぐに
治療を開始しなければ・・・。
体を冷やし、留置針を入れて
点滴を始めた。
治療開始から1時間半。
体温は平熱に近づいてきている。
ネコはイヌに比べ
熱中症になりづらい動物と
言われています。
とは言え35度を越えるような
猛暑日にエアコン等がないのは
厳しいと思います。
人も動物もくれぐれも
ご注意ください。