だいぶ春めいてきましたね。

とは言え、花粉症持ちには辛い季節です。


さて今年もフィラリア予防の時期が

まもなく始まります。

今月からフィラリア検査も実施して

おります。

どんな方法で検査しているのか

記事にしてみます。


フィラリア検査には何種類か検査法が

ありますが、大きくは2つです。

1.ミクロフィラリア検査法

 犬の血液を顕微鏡で覗く方法。

 感度(診断できる確率)47.2%

2.抗原検査法

 フィラリア成虫から排泄される微量な

 物質を抗原抗体反応でみる方法

 感度 90.4%


獣医師Tommyのブログ「小さな命と向き合って」 4

当院では感度の良い2の検査法を

用いております。


具体的には、血液3滴を検査キットに

垂らし、5~10分後に判定します。

赤いラインが出ていたら陽性、すなわち

フィラリアが寄生していることになります。


獣医師Tommyのブログ「小さな命と向き合って」 4

毎年予防薬を飲んでいるのに検査が

必要かと尋ねられることがありますが、

早めに投薬時期をきりあげてしまった

薬を飲ませるのを忘れてしまった月がある

犬が薬を吐き出していたことに気づいていない

などの場合、予防薬を飲ませていても

感染してしまう場合があるため

検査を実施します。

またフィラリア検査時に、採血した血液を用いて

肝臓や腎臓、血糖値や血球検査などの

健康診断をお勧めしています。





フィラリア検査を実施せずに

予防薬を服用すると

万一、フィラリア寄生があった場合

重篤な副作用を起こす場合がありますので

検査を受けてから、投薬するようにしてください。


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