「近所の商店街をウロウロしていました。

近くに踏み切りもあり、危ないので

保護しました。」と連れてこられたワンさん。

顔が白くなった柴犬で、見たところ

お年は10才くらい。

去勢済の男の仔でした。


体はさほど汚れておらず、迷子になって

そんなに長い時間は経過していない感じ。

念の為にマイクロチップが入っていないかを

リーダーで確認するも、反応なし。

とりあえず入院室へ。

とてもおとなしく、寂しがって鳴くこともない。

ただ、ご飯を入れても、不安なのか

口にしない。


翌朝、電話が鳴った。

「犬がいなくなって探しています。」と。

特徴を尋ねると、かなり可能性が高いので

すぐに来院して頂いた。


ご対面。

この方に、尻尾を振り振りしながら

まっしぐら。

よかった、よかった。


何でも家の工事で、ドアを開けっ放し状態に

してしまっていたとのこと。

マイクロチップを打って、元気に帰宅の途に

つきました。


獣医師Tommyのブログ「小さな命と向き合って」 3


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この辺りでは迷子犬が出ることは

年に1~2頭くらい。

そのほとんどが見つかります。

ただ過去に放浪中、電車や車に

はねられて、大けがをして運び込まれた

仔もいました。

もしウロウロ、ふらふらしている仔がいたら

事故にあう前に、保護して病院や警察

保健所などにご相談ください。

今日は、風が強く、寒い金曜日でしたが

外来の方が多くみえました。

暖かい診療を心がけていきたいです。

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