世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ | MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

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心が動いたポイント、物語の時と場所、作品同士のつながりを記録。

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)/マッテオ・モッテルリーニ

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人間の脳がいかに間違えやすいか、いろんな実験、例えをもとに
説明されているので、読みやすく興味もそそられる。

以下読書メモ。

・ギャンブラーの誤謬

・アンカリング効果

・統計より感情
 ・利用可能性(最近の事例や思い浮かびやすい事例を判断基準にしてしまうこと)
 
 問い:(小さな女の子の親として)
    子供の友達の父親が家にピストルをもっていることと、子供の友達の家にプールがあることと
    を知ったときではどちらが安心していられるだろうか?

  という問いに対して、大半は、プールが安心で、ピストルは心配という心理的な反応となるが、
  統計的にはプールで溺死する子供の数のほうが多い。

飛行機と、交通事故みたいなものだ。確かに感情で判断することがよくわかる例。

・見えてはいても見ていない。(注意力の欠如)

 映画「パルプフィクション」で、コカコーラがはいっているグラスのストローと氷がなくなる。
 女優のタバコが右手から左手へ変わる。

 こういう撮影ミスはyoutubeかなにかに特集されていたが、このパルプフィクションは見たときには
まったく気づかなかった。

 ファイトクラブの最後のシーンには、建物が爆発する瞬間、クレジットタイトルの前に
 観客の目にはとまらぬ速さでペニ●が横切るらしい!

 これはブラッドピッド演じる主人公が映画技師の仕事をしており、
 フィルムにポルノシーンを紛れ込ませる癖があることから、デビットフィンチャー監督が
 あえてもぐりこませたそうだ。

これも再度見返してみたい。

・順序効果
 公開討論等で発言が最初、最後どちらがいいか?
 直後に効果を得たいなら、最後。
 しばらくたってからなら、最初らしい。 

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引用されていた本、映画

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ヤング・フランケンシュタイン 特別編

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賭博者 (新潮文庫)/ドストエフスキー

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