<あらすじ>
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。連絡も取れなくなり、情報はだんだん少なくなっていく。原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、“何か”に人々は追い詰められていく…。


「シックス・センス」、「サイン」の
M・ナイト・シャマラン監督の最新作。

「シックス・センス」の驚愕のエンディングの
インパクトが強過ぎたせいか
シャマラン作品にはどうしても大ドンデン返しな
エンディングを期待してしまう。
新作を見る度に、その期待はことごとく裏切られるけど。
やっぱり、一発目に大きく当てた重圧は大きいのかな。
がんばれ、シャマラン!!と思いながら観たけど
今回もいつものシャマランだった。

中途半端と言うか、何ひとつはっきりしないままに
エンドロールを迎えてしまう。
今起きている事をただ捉えただけの映画って感じ。
結果こそが全てではないっていう
シャマランの意図は読めるものの
やっぱりどこかで賛同できない自分がいる。

インタビュー記事でシャマランが
「僕の映画は、エンディンングで
 ドンデン返しをしてもしなくても批判される」
と悲しげに答えてたのが印象的だった。
結局、そんな世間に対して
ファイティングポーズをとるの止めて、
真っすぐぶつかっていったのがこの映画だったのかも。

周りに批判されようが、自分のスタイルを曲げない
シャマランの姿勢は好き。
でも、映画はやっぱり面白くないとね。

もう少しだけ長い目で見てあげたい

★★