【クロッシング】 三人の交差する運命 【レビュー】
星3つ:★★★☆☆
2009年 アメリカ 132分
原題:Brooklyn's Finest
監督:アントワーン・フークア
出演者:リチャード・ギア
イーサン・ホーク
ドン・チードル
感想
三人の警察官のそれぞれが抱える苦悩を描いたお話。
「トレーニングデイ」の監督作品ということで借りてみました。
主演のイーサン・ホーク。「トレーニングデイ」では新人刑事でベテラン汚職刑事のデンゼル・ワシントンに振り回される役でした。
が、今回は自分が汚職刑事になったようです。
しかし、イーサン・ホーク。汚職刑事役も似合います。
むしろ未来に希望を持った新人刑事より、未来に絶望しか見ていない汚職刑事の方があっている気がします。
この作品、三人の警官の話ということで、3つの物語が同時に進んでいきます。
この3つの物語の舞台は同じなのですが、なかなか交わりません。
リチャード・ギアはあと7日で退職の事なかれ主義な警官。
イーサン・ホークは家族のために引越ししたいが、頭金が用意できずに悩む麻薬捜査官。
ドン・チードルは自らの人生を犠牲にしてまで任務を遂行している潜入捜査官。
どこでこの三人がそれぞれ関わってくるんだろうと、わくわくしながら見れるわけです。
なかなか交わらないな・・・・・・。
今のところ三人の苦悩をそれぞれ追っているだけだ・・・・・・。
と、こんな感じで見ているとラストシーンになってしまいます。
しかし、ここまで飽きずに見られてる!
きっと最後に三人が出会って、大盛り上がりするはずだ!
さぁ!最後の舞台に一斉に集まる主人公の三人。
果たして、三人の運命は交差するのか!?
交差しない!微妙に交差しない!
それぞれがそれぞれの目的のために最後の舞台に集まるのはわかるけど、
ほとんど関わらないで終わってしまいました。
いやー、微妙。笑
たしかに楽しかったんですけどね。
最後にもう少し盛り上がりを見せてほしかったです。
話自体は面白くて、なおかつ最後まで飽きずに見れたので星3つにさせていただきました。
少し「ディパーテッド」に似てる気がしました。
いや、でも面白かったですよ。