80年代から90年代
ラルフ・ローレンのVネックのセーター
(裾を伸ばして、手を隠し、指でつかんでた)
バーバリーのマフラーを巻いて
海外に行けば、妹や女友だち用に
Diorのスヴェルト
MACの口紅
カルバン・クラインの香水CK1
GIVENCHYの香水プチサンボン
PRADAのナイロンバッグ

を買って来て、お金がないなりに
比較的手に入りやすいもので
ブランドを追いかけてた。

でも、今回この映画に出てくる
50年前のコレクションに出した
数々の衣装を見て
「ホンモノは、時代や流行を越えても
カッコイイ!!!」とため息ついちゃった。

ハイブランドのスゴさ!
あぁ、アレも着たい!コレも着たい!
身長だけはあるからさぁ、と
女装癖なんてまったくないのに。

『イヴ・サンローラン』

やっぱりさ、ユニクロとかの
ファスト・ファッションで
満足しちゃいけないんだよなぁ。

一流ブランドなんて身につけてないけどさ。
洋服好きは、そのドレスを見るだけでも
この映画を観る価値あるよ~。

話は、ありがちな成功の階段を昇りながらも
その孤独感を埋められず、お酒とドラッグに
溺れていく天才と、それを愛し支えた恋人のお話。

劇中、ほかの若く美しい男に
心奪われたイヴ・サンローランが
長年のパートナーに言い放つセリフ
あたしも、同じ言葉を今夏言われまして
ズキっ!ズキっーーーーン!と。

そしてゲイを公言していた
イヴ・サンローランの佇まいが
岡田将生くんと水泳の入江陵介くんに
かぶってしまい……。

もし彼らが何年後かに
氷川きよしと松村雄基のように
FRIDAYされたら、
今日のことを思い出して。
(なに?あの爽やかな50歳の松村雄基は!
いまラーメン屋台でアフリカを縦断する
番組を観てて、始終ドキドキしちゃったよ)
あぁ、ゲイに生まれたからには
美しく生まれたかったぁ。

イヴ・サンローランの存在自体が
美しかったもん。

(ギャスパー・ウリエルが彼を演じる
バージョンの映画も早く観たい!)

ただゲイ描写がうんたらかんたらって
言われてたから期待してたら
あんなの全然たいしたことないじゃーーーん!
フランス・パリのゲイのハッテン場なんて
本当にすごいんだからっ!