第67期名人戦七番勝負 第7局 | Mouse unit's Blog

第67期名人戦七番勝負 第7局

▲羽生善治名人 ○-● 郷田真隆九段△ 

第67期名人戦は3勝3敗と両者譲らず最終局へ持ち越され 
今局勝利した方が名人位を獲得するため 
羽生名人は防衛、郷田九段は初の名人位となります 

最終局、序盤は今期多く見られた指し手で進み 
着実に両者とも攻めが形成されていきました 

封じ手は33手目、大方の予想通り▲7六歩 
郷田九段は角をどこまで下げるかが問題でしたが△5三角 
以降お互い銀を上げて攻撃に厚みを加え、中盤へ 

中盤から羽生名人の着実、そして冷静な3筋・4筋での攻めに 
持ち時間を浪費するなど郷田九段は苦戦し 
81手目▲6一角と打ったところで郷田九段は投了 
羽生名人が通算6期目の名人位獲得となりました 

郷田九段は投了図から良い攻め手もなく 
駒損及び持ち時間の少なさから投了したと思われます 

最終局羽生名人が優位に進め 
劣勢の場面を作らせることなく圧勝という感じでの勝利となりました 

羽生名人は一息つくことなく数日後棋聖戦第3局がありますが 
この良い状態のまま挑んでほしいものです