★父子の微妙な関係が自分にも心あたりあります。近すぎて疎ましく思ったり、期待に添えなかったことが傷になったり、特に父と息子の関係の上ではそのバッシングは容赦ありません。自分がその歳になったら父親のことを理解することができるのだろうか。そんな思いで作品をみにいきました。独特な雰囲気を醸し出してる不器用な主人公の踏み出したその先が絵に書いたような100点満点なありえない着地点でかなり落胆しました。旅の途中で出会った子供のリクエストで一緒にギターで伴奏したシーンが子供のいない主人公が子供をもったらこんな風になるかもとめちゃめちゃジーンとした後だったんで。結果がそんなことなんで、独特な生い立ちを持つ父親と株で食っていける金持ち元ミュージシャン息子という設定にも思い出してイラッとし、混乱だけが記憶に残る作品だった。その先の余韻を楽しむことができない自分がまだ青いんでしょうか?(名古屋市・藤田さん・男性)
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