ZCOO（ジクー） タイプC ブレーキパッド インプレッション

■タイプC
圧倒的なストッピングパワーを誇るZCOO Type-Cを装着しています。全日本のロードレースで使用しているライダーも多いですね。

実際に使用した感じも強力なブレーキングで最初は「怖い」と思うほどの利きだったのですが、慣れてくるとその利きが快適になってきます。特に、初期の利きが強く握った瞬間に「ガツン」と来る感じで初期制動の強いパッドが好みの方にはオススメです！握ったあとも、コントロール性がよくライダーの意のままにブレーキングが出来ます。

ブレーキの効きは各方面で賞賛されているZCOOですが、じつは「耐久性」という面でもかなりのパフォーマンスを発揮します。パッケージにも書いてありますが「鈴鹿8時間耐久レース完走」「モテギ7時間耐久レース完走」など日本最高峰の耐久レースで無交換完走を果たしています。

ZCOOは強力なセラミックの膜を形成することで、ディスクローターへの攻撃性を減らし、耐久性を向上させ、かつストッピングパワーを確保するパットです。通常の町乗りパッドに比べると2～3倍ほど持ちが良いように感じます。ちなみに、セラミックの膜が張るとローターが黒く変色します。

さらに、雨の日に利きが悪くなるということもなく、ドライ時と変わらずに利きます。レース系パッドに良くある熱依存もありません。冷感時の効きと発熱時の効きも変わりません。熱依存もなく、常に安定したパフォーマンスを発揮します。

今では、ストッピー、ウィリー共に欠かせないアイテムです。スタントライディングには必須でしょう。
価格は確かに高価なパッドですが、超ロングライフであることを考えると、費用対効果としては通常のパッドよりもお徳かもしれません！



■スタンダード
通常のスタンダードパッドは、タイプCの初期制動を和らげた感じです。

といっても、普通の町乗りパッドに比べると圧倒的に効きます。タイプCはなれるまで、「効きすぎ」と感じるくらい効くので、町のりではスタンダードタイプのほうが良いかもしれません。ライディングスタイルにあわせてタイプCとスタンダードを選ぶと良いと思います。値段も若干安いのも選びやすい要因です。

また、冷寒時、熱依存、耐久性すべてタイプCと同等の性能を発揮します。


サポート：岡田商事