三井寺の後に訪れたのは石山寺
紫式部ゆかりの寺としても有名な花のお寺で四季折々の花が美しい
聖武天皇の勅願で開かれた寺院。
奈良の東大寺大仏の造立にあたって仏像の表面に施す金が大量に必要で
吉野で祈りをささげたところ近江の南で祈れというお告げがあり
そのようにしたら睦の国から黄金が産出されたという。
東大門は源頼朝の寄進で立てられたという重要文化財
こちらはくぐり岩
蓮如堂は元は三十八所権現社の拝殿で
国の天然記念物である巨大な硅灰石の上に建てられた国宝の本堂は滋賀県最古の木造建造物
内陣は平安時代のもので
外陣(礼堂)は近江浅井長政の娘 淀殿の寄進によって造られたものなんだそうです。
今回は普段は入れないというご本尊がある内陣に。
こちらは写真撮影不可。
本堂内陣に安置されているご本尊は
安産・福徳・縁結びの観音さまとして信仰を集める本尊如意輪観世音菩薩
日本で唯一の勅封の秘仏で、御開扉は33年に1度なんだそう。
実は次の御開扉は近いんです。
2016年!
これは是非行かねば!
平安時代は宮廷女人のあいだで石山詣がはやり
紫式部も参詣し「源氏物語」の構想をねったと伝えられていて
本堂横には紫式部の間があります。
こちらが源氏物語の構想を練った紫式部源氏の間
他にも清少納言や和泉式部 蜻蛉日記の藤原道綱の母 更級日記の菅原孝標の女も
日記や随筆で石山寺のことを書かれているそうですよ~
妊婦さんにおススメなのはこちら。
経蔵の下には安産の腰掛石といわれる石があり
むかしからこちらの岩に座ると安産すると言い伝えられているそうです♪
国宝石山寺多宝塔は平成大修理中でした。
源頼朝の寄進と伝えられる日本最古の多宝塔
修理中で残念と思いきやこちら見学ができるようになっているんです。
こんなチャンス滅多いにない。
逆にラッキーかも。
私たちは見学通路よりさらに中に入って見学させていただきました。
檜の皮を使って屋根を葺く桧皮葺技法で葺かれている屋根で
50年に1度葺き替えをするそうです。
なので次は50年後?もう私生きてないかも^^;
修理で新しく利用した木材にはいつのものかわかるようにその時の年号が書かれています。
葺き替え途中の見学ができる機会は早々ないと思います。
来年の2月まで見学できるそうなので見てみたいって方はそれまでに訪問してくださいね~
ちなみに普段こちらにいらっしゃるご本尊 快慶作 大日如来像は
滋賀県立近代美術館の「神仏います近江」の特別展で展示されています。
この後はそのお姿を拝見しに
滋賀県立近代美術館に移動です♪
大津市石山寺1-1-1
(石山寺駅 徒歩10分)
入山 500円
8時~16時30分(最終入山~16時)
無休
P140台