水素タンクのお話 | 【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

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編集長スズキです。
どうやら台風が近づいているみたいです。
風が強くなってきました。

そんな火曜日です。
明日には、新しい号が出来上がってくるはずです。
今回の特集は


こういうテーマなんです。
「もうガソリンなんて、いらない?」
というコピーでスタートです。
ガソリン、軽油という燃料界の長年にわたるスーパースターが、スーパースターであった理由はもちろんあるわけですが、この先はどうするか?
ってことで、CNG、水素、LNG、アルコール、バイオ燃料なんかをいろいろ取り上げています。
燃料を総覧してその長所短所課題を総覧出来る特集になっていますよ。

水素のところでは、燃料電池・・・ではなく水素タンクと水素の供給について考えてみました。


こちらがミライの水素タンク。
トヨタ内製です。


バルブ部分はジェイテクト製。
70MPaのタンクですから、造りは頑丈(で軽量)です。
高圧容器は、構造によってタイプ1~4に分類されます。
車載用ではタイプ3かタイプ4ですね。
理由は簡単。
タイプ1は金属容器なんですけど、70MPaの高圧に耐えられるような金属容器だと重すぎて車載できないわけです。(ですから、定置用ならアリです)。
トヨタの水素タンクはタイプ4。
水素を封入する樹脂ライナー、その外側に内圧に対する強度を持たせるCFRP製、さらにその外側には耐衝撃性を確保するためのGFRPです。


水素タンクは法律で15年って規定があるんですよ。


ミライはもちろん排気ガスは出ないわけです。
で、この穴からぽたぽたと水が出てくるんです。
水滴が落ちる瞬間を撮ろうと思ったのですが、ムズカシイ。


ちなみに・・・・
これがミライのトランクルームです。

ココ
と書いてあるところが・・・・


ココです。