トヨタ・ヤリス AMT仕様 | 【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

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編集長スズキです。
アイシンAI取材では、アイシンAIのAMTが載っているトヨタ・ヤリス(つまりヴィッツの欧州仕様ですね)に乗せて頂きました。
AMTってなに?
という方もいるでしょう。
AMTとは
オートメーテッド・マニュアル・トランスミッションの略です。
つまり、通常のマニュアル・トランスミッションのクラッチ操作とシフト操作を人の手(と脚)の代わりにトランスミッションの方でやってくれる、という2ペダルMTです。
2ペダルでMTベースというとVWのDSGが代表するDCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)が思い浮かびますが、これは結構コストのかかるトランスミッションです。


AMTは、Aセグメントや、Bセグメントに今後も採用されていくだろう、トランスミッションです。

欧州のヤリスには、アイシンAI製のAMTが搭載されています。

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エンジンは1リッター、もちろん左ハンドル仕様です。
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10分間ほどの試乗でしたが、ダウンシフトはもう一級品ですね。アップシフトは、1速から2速へのシフトは、少しトルク切れというかシフト時間が長めに感じましたが、最近乗ったAMT車のどれよりも速いシフトで、「これならAMTもいいかも」と思いました。フィアット500のAMTよりよかったですね。残念なのは、日本では手に入れられないこと。

現在の日本では、そもそもマニュアル・トランスミッションの設定があるクルマがほとんどありません。
うーむ、これは問題だ。
燃費の問題なんて、全員がMT車に乗るだけで、一気に5%くらいすぐによくなるのに(ちょっと極端ですが)。