受験生の減少について | 六本木の公認会計士いきぬき (息抜き編)

受験生の減少について


2013年の公認会計士試験の願書の提出者数が、過去12年で最低(13,224人)となり、合格者数も1,178人と、最盛期の2007年・2008年から比べて三分の一になったとか。

ここにきて、2014年試験に向けた第一回の短答式試験の出願者も7,689人と過去最低を更新中。

・・と、受験生の急減が業界では議論になっているようだ。

「就職問題が響いている」と、いうのがほとんどのの意見だ。

仮に「合格しても就職ができない」ことが原因であるなら、監査法人への就職事情は戻っているのだから、受験生も来年あたりから増加に転じるはずだ。

また、「試験制度の混乱、仕事の魅力を伝えきれていないこと、公認会計士の知名度の低さなど、原因は多々ある」

という意見もあるが、的外れだ。

原因はシンプルだ。

まかりなりにも、ブログやその他の機会を通じて、受験生の動向や考え方がわかっている太郎としては「それもあるけど、はっきりと本質的な理由がある」と主張したい。

その本質的な理由は「若手会計士の数が増えすぎて、資格の価値が暴落したから」である。

原因は多々はない。

単に、資格取得に費やすコストに対して、メリット(価値)が見合わないから、受験生が急減している。

こんなことも分からないのだろうかと呆れてしまうが、みんな本当はわかっているのに口に出さないのだとすると彼らの病巣は深い。