今の会計士受験は情弱だからこれまでの生き方を反省すべきなのです。 | 六本木の公認会計士いきぬき (息抜き編)

今の会計士受験は情弱だからこれまでの生き方を反省すべきなのです。

バブルでやられるタイプはいつも決まっている。

私立中学受験バブルは崩壊私大付属も中下位校も大幅減
ダイヤモンド・オンライン 3月2日(金)8時30分配信
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 2007年をピークに減少を続けてきた首都圏の私立中学受験者数は今年さらに減少、中学受験バブルはまさしく崩壊の状況にある。

 森上教育研究所の調査では、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の2月1日の私立中学受験者数は3万7568人と、07年の4万3716人から5年で14%強もの減少で、対前年比でも3%減だ。08年のリーマンショック以降の景気低迷で、私立中学受験者数の減少は続いており、今年も受験者減に歯止めがかからなかった。

 しかも、この間に私立中学の募集定員は3万9721人から4万1688人と約5%も増えている。これは、私立中学受験ブームを受けての定員増や、中高一貫体制強化による付設高校の募集定員の縮小・廃止によるものだ。この結果、09年以降、一都三県の私立中学受験者数は募集定員を下回る状況が続いている。

 もちろん、これはあくまで2月1日という、首都圏の私立中学受験がピークを迎える日に限っての数字で、この日に前後して入学試験を行ったり、複数回受験が可能な学校もある。だが、首都圏の受験者の9割以上がこの日に受験する、いわば“本命受験”の日であり、受験トレンドが如実に示される日でもある。

 今年の私立中学受験の特徴は、絶大な人気を誇ってきた難関私立大学の付属、係属中学にも陰りが見えたことだ。例えば慶應普通部と慶應湘南藤沢中等部は対前年比で約15%減、同じく早稲田実業中等部も約14%減、早稲田高等学院中等部が約12%減と早慶クラスでさえ受験者を大きく減らしている。同様に法政、青山学院、明治の受験者も減っており、さらには麻布、武蔵などの難関人気校も受験者減となるなど、ブームの観があった私立中学受験は大きく変わりつつある。

 「受験者総数は減っても、人気私大の系列校や難関校の受験者は減らない」と強気だった大手学習塾関係者も驚くほどだ。

 加えて深刻なのは、定員割れの私立中学の存在だ。森上教育研究所の調査では、私立中学受験バブルの崩壊で、偏差値(四谷大塚)45未満の中・下位校の受験者数は08年からの過去4年間で約4割も減っている。この結果、昨年時点で定員割れ(内部進学者を除いた在籍者数が募集定員を下回る)の状態にある私立中学は少なくない。例えば東京都内の私立中学約180校のうち、募集定員の三分の一以上もの定員割れを起こしている学校だけで40校以上、全体の2割を超えるという惨状にある。受験者数が減った今年はさらに定員割れが増えたと見られ、いずれ立ちゆかなくなる学校も出てくることだろう。

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私立学校は大変。学校監査も少なからず会計監査業界を潤していたから、今後はこの部分でも規模縮小でしょうね。少子化なのに、自らの偏差値も顧みずに増築したりした学校なんてあほだなー

いつの時代でどのカテゴリーでも、一時的な活況で高値を掴まされる人というのは、皆が景気の良い時にマスメディアで情報を仕入れて参入したり業務拡大する層だと思う。

翻って、いま、会計士試験で就職に困っている人の大多数は、07・08年あたりの、大量合格世代の状況と、予備校の喧伝で試験に参入してきた人だ。近頃のネット用語で言えば、情弱なのだと思う。この時期でも、僕を始めとした一分の人は、このあとに凄い供給過多になるということを伝えていたし、この後の2010年ころには周知の事実だった。

商業メディア、マスメディアの情報源しか持たない人は、一歩遅くてやられてしまうのが、オランダの球根バブルの頃から繰り返されている歴史。

さて、今回はそうした考えもあり、斜に構えたスタンスを貫く僕のメールマガジンでは、商業メディアより早い情報源として、例えば独立している人でいけてそうな情報なんかを流してみようと思う。

バブルに踊らされない生き方は情報と行動に尽きるから、いま、会計士受験生の人は、いま会計士受験生であることについて大いに反省してほしいと思う。

まぁ、日本全体がそうだから、会計士試験からフェイドアウトしても一緒なんだけどね。

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3月5日(月)発行予定のメールマガジンの予告です。

メルマガの基本構成

(1) 起業型の独立者レポ(1)

(2) ログ読者からの質問フィードバックコーナー

「Q:監査を経験しないと会計士として大成できないという意見についてどう思いますか。」

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■編集後記

今回は、僕から見て独立していて凄いなぁ、と思うタイプの人について記事にしてみました。予備校や雑誌・書籍のこの手の記事と、六本木の会計士太郎の視点は異なっていると思います。

起業型独立と言うのは、こういうのだろうな、という仕事です。ただ、書きたいことが多いので2回に分けさせてください、ごめんなさい。

僕の尊敬するタイプの人は、イノベーティブであり、革新的であり、癖があり、タレント性が高く、誰に対しても媚びることがなく生きています。縮小均衡する市場では、例外なく勝ち組・負け組の格差が生じてしまうのが現実で、メルマガ限定記事は、勝ち組についてレポするのが使命とニーズであると認識しています。

次に、監査業務の価値について考えだしたので、ちょうどいいタイミングで質問をくれた読者さんの質問に答えました。

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