監査法人の株価はストップ安 | 六本木の公認会計士いきぬき (息抜き編)

監査法人の株価はストップ安

さて、震災の影響は我々の会計士業界にもネガティブに現れるだろう。

アドバイザリー業界では、今年に入り景況の回復が見られたが、見渡す限りのプロジェクトが急ストップした。また、発動しそうだった仕事も吹っ飛び、再開の目処は無い。

自動車を初めとする製造業への影響がとても大きい。裾野の広い製造業のライン停止、電力の不足、円高、株安やマンション等の不動産価格の下落は、一見、監査法人の業績には無関係だが、少し遅れて現れる。リーマンショックのときのように。

監査法人もまた、この度の震災の影響が現れてくるだろう。報酬単価の下落として。
上場企業の更なる減少として。

今年のリクルートは絶望的だ。そもそも震災前から、大手の採用意欲は昨年より少なかったところに先行きに絶望感が蔓延している。

ドタバタが沈静化するに連れて、現れてきた現実に会計事務所の経営を担う方々の顔は歪んでいる。

昨年以前合格者の内、1036人がまだ未就職との話題が今週の経営財務にあったが、ただいま受験中の方も含めて、この業界は脱出した方がいいかもしれないと思う。大学生で他に道があるならば、尚更だ。