合格者NNTさんへの援歌_1 | 六本木の公認会計士いきぬき (息抜き編)

合格者NNTさんへの援歌_1

今日は、公認会計士試験の合格者から今後のことについての相談をDMでいただきました。ご本人の了解もいただいてますので、同じような状況のブログ読者にむけて、アドバイスを記事にしようと思います。

ちょっと長くなりそうなので、複数回に分けます。今回は質問の背景紹介。

質問者のハンドルネームは男塾っぽくてとてもセンスがいいのですが、ここでは太郎に因んで、二郎さん(仮名)としておきます。その他特定情報は赤字装飾しますね。

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初めまして。
某国立大学 の 二郎 と申します。この度は大変お忙しい中、お返事下さいましてありがとうございます。

(中略)

私は、大学2年生から3年生にかけての春休み中に会計士試験を受けようと決意致しました。

それから昨年12月、平成22年度第一回短答式試験を通過し、今年8月の論文式試験に挑戦することになりました。

ところが、論文式試験本番の手応えが全く無く、不合格を確信した私は------この、「自分は絶対不合格している」と決め付け、思考停止し、試験の出来を冷静に分析しなかった事が今思えば命取りだったのですが------大手予備校の来年度コースに申し込み、勉強を開始致しました。

(正確に言うと、なぜダメだったか,、どこが悪かったのかというのを研究したり、勉強方法の本を読んで学習方法を研究したり、会計士試験の勉強以外にも英語の勉強もしておりました。)

自分が合格していることを知ったのは、合格発表日の15日、9時半過ぎに、専門学校から合格を祝福する電話を頂いた時でした。

不合格を確信していたので合格発表日まで全く就職活動をしておらず、また、動く時間が遅かったこともあり、大手監査法人の発表後採用を申し込むことが出来たのは、某大手法人の面接だけでした。

それから○○日の枠の選考に参加しました。GD&小論文→1対2面接→1対1面接、と進めたのですが、パートナーの方との面接で自分の主導権を握れないまま終了し、昨晩、不採用の通知を受けました。

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二郎さんは、有名国立大学に在学中に公認会計士試験に合格されたものの、まさか合格しているとは思っていなかったため、就職戦線への参加がおくれて、NNTと呼ばれる状況に陥ってしまいました。

まさかの合格というのは、昔からよくある話です。タチが悪いことに、こういう状況が謙虚な性格であり、かつ、ポテンシャルの高い人に起こりやすいのです。

二郎さんはその後、所属するゼミの教授と、某会計大学院のえらい先生に相談にいきました。

②へつづく