1月14日(水) | 元木昌彦の「編集者の学校」

元木昌彦の「編集者の学校」

「FRIDAY」「週刊現代」「オーマイニュース」など数々の編集長を歴任
政治家から芸能人まで、その人脈の広さ深さは、元木昌彦ならでは
そんなベテラン編集者の日常を描きながら、次代のメディアのありようを問いただす

 総武カントリー倶楽部の印旛コースでゴルフ。寒いと思って着込んでいったら、風もなく絶好のゴルフ日和。だが、電動カートのセルフプレーにしたため、電動カートを動かすのが思っていたより大変だった。急な坂道の下りで、あわてて止めようとして、ぎっくり腰になりそうになった。スコアはまあまあだったが、疲れること疲れること。

 よれよれになってオフィスへ戻り、インターノーツの井内さん、東京アドエージの今井照容さん、ライターの服部みゆきさんたちと、「新・編集者の学校」の打ち合わせ。

 7時過ぎに、読売新聞の新潟支局にいる播磨由紀子さんと川崎嬢が合流。播磨さんは、彼女が学生のときに知り合ったから、3年ぐらい前になる。明るくて、バイタリティー溢れる彼女が、どんな新聞記者になるか楽しみだったが、まだ学生らしさを漂わせながらも、地方支局で力をつけていることが、言葉の端々から伝わってくる。

 早稲田の大隈通りにある個室居酒屋へみんなで繰り込んで、とりとめのない話しをするが、それが楽しい。それにしても出版に関しては、いい話がない。最近のいい話題といえば、キャバクラ雑誌「小悪魔ageha」が30万を超えたということだけ。

 ファッション誌ではなく、キャバクラの女性たちのファッションを真似するために、こうした雑誌を、フツーの若い女性たちが読むのだそうだ。

 それだけ売れているのなら、どこぞの出版社でも出したらいいのに。もう形振り構ってられないのだから、当たりそうなものは何でもやってみる。出版の世界では、物真似は恥ずかしいことではない。『週刊ポスト』『フライデー』『プレイボーイ』『non-no』など、枚挙に暇がない。その上、真似たほうが売れるというジンクスがあるのだ。早いモンがちですぞ。

 疲れていたのもあったのか、酔いが回るのが早い。珍しく、12時前に帰還。