近年の48グループ総選挙の傾向と対策 (後編) | 超絶メタアナリシス

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☆☆☆ 都心(台東区)在住です ☆☆☆

昨日のブログでは、近年の、特に去年の48グループ総選挙の傾向を分析した。 (まあ、内容的には、知っている人には当たり前のことが多かっただろうと思うが...)


今日は、その対策を考えてみようと思う。


いまや、高校・大学受験の時節である...

入学試験の傾向と対策という言葉があるように、
48グループ総選挙にも、傾向と対策を考える余地があるわけだ...


☆☆


さて、去年の指原1位は、
メディアを通じて”親近感”をアピール出来たおかげだということを、
昨日のブログで書いた。


これは、ひとことで言えば、何を意味するのだろうか???


・・・


それは...
「群集心理」が選挙結果を左右する、ということだ。


特に、300万票とか、500万票というレベルになってくると、

非常に多くの人が投票をしに来ているわけであって、

そういう人たちは、深く考えずに、メディアを「ちら見」した印象にもとづいて投票行動を起こす傾向があるはずだ...

これは、もはや、政治学の研究テーマの範疇だろうか...


だから、
「群集心理」を味方につけた陣営が、”勝ち組み陣営”になり、
「群集心理」を味方につけられなかった陣営が、”負け組み陣営”になる、ということだ。


こういう面から、今の状況を分析するならば、
例をあげれば、勝ち組み陣営は、島崎陣営と指原陣営...
残念ながら、負け組み陣営は、渡辺麻友陣営だ。


島崎遥香のここ1年間でのメディアでの目立ち具合は、かなりの程度であり、そのことは、昨年の12/20のブログでも書いたとおりだ。


年初の書初めで書いた「不撓不屈」がネットでの検索ワード2位になったことも、それを示している...


また、指原も、『恋ちゅん』の大ヒットにより、さらにいっそう知名度と親近感が増した...


この2人は、お茶の間に浸透しているように思える...


一方の渡辺麻友だが、メディア露出は、ここ最近でようやく増えてきた、という印象がしてしまう...


もちろん、昔からメディア露出はそれなりに多かったが、

昔との比較において、「明らかに増えてきた」という印象をお茶の間に与えているとは言い切れないところなのだ。


「群集心理」は、どうしても、新規性(=目新しさ)や、”流行”という視点で見てしまうものだからだ...


特に、テレビに対してはそういう視点を持つのが、一般大衆というものなのだ。
 

新しくスタートするドラマはどうかな?、とか、
古い製品や商品のCMよりも、新製品のCMの方が、
学校や職場で話題(ネタ)になったり、真似されたりしやすいのだ。


これは、ビジネス、特に、マーケティングのセオリーのひとつでもある。


「最近、ぐいぐい来てるね」という流行的なファクターが、
「群集心理」を味方につける上では欠かせないのである。


そして、「群集心理」を味方につける上で、

もうひとつ重要なポイントなのが、
「来るものを拒まず」という要素(ファクター)である。


2013年の総選挙前は、本人自身が、何か、

「孤高の女王」という感じであった...


しかし、それだと、「群集心理」は寄ってこない場合が多い...


何か近寄りがたい、というか、
からもうとしても、ノッてこないとか、
そういった反応が予想されるからだ。


幸い(か?)、最近は、路線修正をして、面白みを出そうとしている。


しかし、ファンのほうは、また、別だ...


渡辺麻友のファンは、ピュアな神経を持っている方が多い...
(その証拠をひとつ挙げると、『So long!』をリクアワ1位にすることで麻友を応援する、という推し方だ...)


もちろん、趣味・嗜好自体は個人の自由だし、
ピュアなことが悪いことなわけではない...


しかし、何かこう、信仰的な感じがするのが、麻友推しの方だ。


わかりやすく言えば、渡辺麻友を応援するためには、
「荘厳な宗教施設」の中に入らなければならない場合に似ている...


中に入るために、通行許可証を事前に取得しなければならない、
というところだろうか。


一方、指原や島崎の陣営は、雑多な集団という感じがあり、
誰でもいつでも大歓迎的な雰囲気があるようだ... 


指原は、自身がスキャンダルをテレビのトークでネタにするほどだし、
島崎は、本人だけでなく、ファンも、「塩だ」などという一種の悪口を言っても許される雰囲気を持っているし、
昔、『有吉共和国』で本人が言っていたように、ファンレターもお説教だったりする(らしい)...

それでも、怒ったりしない許容性と寛容さが、本人自身と島崎陣営にはあるように思える...


一種のお祭り的な雰囲気の楽しい陣営といえようか...


これだと、いっぱい人が寄ってきやすい、と言える...


「人が寄ってくる」ということは、「群集心理」を味方につけやすい、
ということである。


長くなって来たので、そろそろまとめに入ると、
つまり、今の総選挙(=昔の総選挙ではない)で勝つためには、
まず第一に、本人が、「群集心理」をひきつける”磁石”のようなキャラであること、
そして次に、本人を支えるファン(=陣営)が、来るものを拒まず的な姿勢であること、
この2つが必要だと思うのだ。


そういう点で、渡辺麻友陣営には損(ソン)しているところがあるのではないかと感じる...



まだ言い足りない事があるので、明日に続きます...