マーケティング会議の成果として、たとえば、
コンビニの棚は、上端12cmしか見えないので、
そこに「つい、手に取りたくなる情報」がなければ、
棚に埋もれてしまうという営業の意見を反映して、
雑誌ロゴにタレントの顔や付録情報を載せるという
従来の常識では考えられない禁じ手を断行
他には、雑誌価格の決め方を、コストの積み上げで決めるのではなく、
読者のお買い得価格をベースに再設計した
その実例がInRed。
定価880円を650円に値下げすると、需要が3倍になるという価格弾力性の試算
に基づき、値下げを実施。見事、売上が3倍になったとのこと
※この話は、質疑応答でも、大いに盛り上がりました
ちなみに、SWEETは、コンテンツと付録のバリューを勘案し、
毎号、定価が異なるそうです
マーケテング会議では、もちろん、すべての施策のベースとなる
戦略についても議論される
そこで生まれたのが、「一番誌戦略」
出版不況、電子書籍化等々と、事業環境はアゲインスト
その中で、広告収入を安定的に得るためには、とにかく、
カテゴリーの中で売上No.1にならないと厳しい
まず、「一番誌になること」を組織として共有し、
その為の方法を各編集担当が考え抜く
実は、有名なおまけ戦略(※同社では、ブランドアイテムと呼ぶ。
おまけと呼んでいると、潜在意識上で価値を下げてしまうので)も、
このマーケティング会議が導入されて以降、売上アップに
貢献するようになったそうです
つづく