前回のエントリーの続きです
マイクロソフト セントラル マーケティング本部 ソーシャル メディア リード
熊村 剛輔 氏による
「大企業におけるソーシャルメディアマーケティング推進戦略」
マイクロソフト "バイブル" 誕生秘話
バイブルとは・・・?
"バイブル" はガイドラインではない!
つまり、ソーシャルメディアを体系的に導入しようとすると、
1)知る⇒SMの実態把握
2)攻める⇒具体的なアクションプランの解説や効果測定の方法
3)守る⇒SM参加における行動規範
の3段階が必要であり、俗に言うガイドラインとは、
3)の部分を指すもの
一方、企業として、ソーシャルメディアを戦略的に
活用しようと考えた際、より、重要なのは、2)
そして、2)をやろうと思うと、まずは、1)で
地ならしをする必要がある
ところが、日本には、手っ取り早くお手本となる
参考書が存在しない
ということで、自ら、作るしかない!!
いきなり、ソーシャルメディアと言われても
多くのマーケターには、全く、馴染みのない概念
そこで、バイブル立ち上げ時に留意したのが、
以下の4点
■AD/PR/リーガルとの連携は最低条件
■全体的なレベルの底上げを目指す
■「規制」ではなく「実践」を目的とする
■作ることよりも、啓発を目的とする
いざ、実践という際に最も重要なのが、
「社内調整」と「外部のパートナー選び」
都合よく、社内の専門チームがあれば良いが、
そんな訳もなく、マーケ、宣伝、広報、法務、トレーニング
のメンバーからなるタスクフォースを結成
また、客観的な視座を確保する為に外部パートナーの存在は
必須であるが、選定の際には、ソーシャルメディアに
精通しているのはもちろんのこと、なるべく、
特定のツール/プラットフォームに依存していないことも
重要な要件として考慮した
社内調整は、「関係部門数」×「組織階層」分必要になるので、
覚悟すること
「実践」が目的なので、じっくりと時間をかけて、
トレーニングすること、啓発することに、
時間と手間を惜しんではならない
ただし、啓発することと、煽ることを勘違いしては
いけない
最後に、ご自身がソーシャルメディアリードとして
心がけているのが、
自分自身がソーシャルメディアにどっぷりと漬かり、
かつ、客観的に語れること
社内に仲間をいっぱい作りながら、マーケター達に
夢ではなく、目標を持ってもらうこと
そして、長期間高いモチベーションを持ち続け、
コミュニケーションをあきらめないこ
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終了と同時に、
スタンディングオベーションしたくなるくらい
痺れるプレゼンでした
考え抜き、やり抜いた人にしか語れない
重みのあるコトバ
そして、熊村さんは、太っ腹なことに、
なんと、このパワポを、ご自身のブログに
アップしてくれています!!
ブログのエントリーと併せて、必見です!!
同時に、「外部パートナー」である
株式会社トライバルメディアハウスの
代表である池田紀之氏による、
こちらのエントリーを併せて読むと、
更に理解が深まるのでお奨めです
■ソーシャルメディアマーケティングの本質
http://www.tribalmarketinglab.jp/communitainment/2009/08/post-93fd.html