「強い組織」を作る難しさ | ラテン系企画マンの知恵袋

ラテン系企画マンの知恵袋

ブラジル仕込みの企画マンから書評、講演、実体験等、
最新のビジネスシーンから情報更新していきます!
(なお、本ブログは個人の責任で書いており、所属企業とは無関係です)

日経ビジネスに掲載された島田亨氏

(楽天野球団社長兼オーナー)

の記事がとても良かったので、ご紹介します


「なぜ、野村監督を代えたのか?」という批判に

対して、個人のカリスマに依存するのではなく、

組織としての自律性を志向した結果だと説く


『野村前監督の個性と計算しつくされた現場の采配で、

楽天は強く、地域の人々に愛される

チームに生まれ変わった


だが、目指していた「自律した組織」になり切れていない

つまり「野村監督のチームだから勝てた」のであり、

監督交代で勝てなくなる危険性があった


チームとして安定した強さを身につけるには、

自律した組織に変え、試合に勝つことを

「仕組化」する必要がある


野村前監督が作り上げた「強いチーム」を

仕組に落とし込んでいくことが、

これからのブラウン監督の仕事だ』


『大きな組織改正は周囲の理解が得られないこともある

今回の監督交代も、一部のメディアでネガティブに

取り上げられ、ファンの反発も少なくなかった


それでも、結果が出ればきちんと評価して

もらえると信じている』


実際は、この通り、既定路線通りに進んだのかも

知れないし、あるいは、事実は全然違って、

美しい後講釈かも知れない


野村監督の悔し涙も記憶に新しい


重要なことは、真実がどうこうではなく、

この考え方は、企業経営・組織運営を

行っていく上で、大変参考になるということ


限りなく、備忘録的ですが...