- 次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの/湯川 鶴章
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佐々木俊尚氏 と並ぶIT系ジャーナリストの大家
副題に「広告とマスメディアの地位を奪うもの」とある様に、
当初は旧勢力の象徴である電通に新勢力代表のGoogleが挑む
「電通 vs Google」という構図でストーリーラインを作っていたそうだ
ところが、米国取材をする中で、「そうではない」と気づき、
最初から書き直したという力作
『デジタルサイネージ、広告マーケットプレース、ウェブ解析とCRMなど、
台頭するテクノロジーの現在を徹底取材
「広く告げる」から「売れる仕組み」へと再定義される
広告・マーケティングの未来を大胆に予測』
※オリジナル広告については、こちら
ということで、話としては、完全な「ネット左派」系ですが、
最新の米国取材レポートとしてのテクノロジー解説は一読の価値あり
※ネット左派については、こちらを参照
http://ameblo.jp/motohiro0215/entry-10166745342.html
特に、「デジタルサイネージ」に一番、力が入っている
(実際、ページ数も圧倒的に多い)
単なる電子看板ではなく、顧客に最も近いWeb広告で、
テクノロジー主導により、次世代の大本命であるということを伺わせる
(逆に、モバイルは日本のほうが進んでいるので、内容が薄い)
米国では、エリア毎には普及しているが、まだ、ディファクトスタンダードが
確立しておらず、そこが、次のブレイクスルーであるとしている
GoogleやAppleが本格参入したら、一気に加速する可能性がある訳だ
日本は?というと、まだまだですよね
店頭のインパクTVとデジタルサイネージの区別すらついていない人が多い
ということで、最初にビジネスモデルを確立した者が勝ち
現在の流れは、コンテンツサイドからのものとデバイスサイドからの
2方向で発展しつつあると思う
コンテンツサイドの代表選手は、㈱メディアコンテンツファクトリー
http://www.mediacontentsfactory.com/
来週、毛塚社長にお越し頂くので、色々とお話を伺おうと思う
デバイスサイドの代表選手は、SONY
http://www.sony.co.jp/Products/digital-signage/
恐らく、いつの間にかハードからソフトに主戦場が移ってしまった
パソコンを教訓として、最初からソフトもやって、一気に覇権を握ろう
といったところか?
いずれにしても、僕らFMCG(安価な一般消費財)を扱っている会社は、
メディアとしての店頭の重要性が、どんどん高まっており、
その意味で、デジタルサイネージは近未来の大本命と考えている
コンテンツ埋め込み型のインパクTVと違い、中央コントロールで、
コンテンツを自由に入れ替えられる
店からすると、媒体としてメーカーに開放しつつ、
時間によっては、「タイムサービス」等、自社メディアとしても活用できる
更に、顔認証システム等が進化すれば、TVとは較べものにならない
効果検証までできる様になる訳だ
この動き、目が離せません
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