次世代マーケティングプラットフォーム | ラテン系企画マンの知恵袋

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(なお、本ブログは個人の責任で書いており、所属企業とは無関係です)

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの/湯川 鶴章
¥1,680
Amazon.co.jp

佐々木俊尚氏 と並ぶIT系ジャーナリストの大家


副題に「広告とマスメディアの地位を奪うもの」とある様に、

当初は旧勢力の象徴である電通に新勢力代表のGoogleが挑む

「電通 vs Google」という構図でストーリーラインを作っていたそうだ


ところが、米国取材をする中で、「そうではない」と気づき、

最初から書き直したという力作


『デジタルサイネージ、広告マーケットプレース、ウェブ解析とCRMなど、

台頭するテクノロジーの現在を徹底取材
「広く告げる」から「売れる仕組み」へと再定義される

広告・マーケティングの未来を大胆に予測』

 ※オリジナル広告については、こちら

   http://cmizer.com/movie/11107


ということで、話としては、完全な「ネット左派」系ですが、

最新の米国取材レポートとしてのテクノロジー解説は一読の価値あり

 ※ネット左派については、こちらを参照

   http://ameblo.jp/motohiro0215/entry-10166745342.html


特に、「デジタルサイネージ」に一番、力が入っている

(実際、ページ数も圧倒的に多い)

単なる電子看板ではなく、顧客に最も近いWeb広告で、

テクノロジー主導により、次世代の大本命であるということを伺わせる

(逆に、モバイルは日本のほうが進んでいるので、内容が薄い)


米国では、エリア毎には普及しているが、まだ、ディファクトスタンダードが

確立しておらず、そこが、次のブレイクスルーであるとしている

GoogleやAppleが本格参入したら、一気に加速する可能性がある訳だ


日本は?というと、まだまだですよね

店頭のインパクTVとデジタルサイネージの区別すらついていない人が多い

ということで、最初にビジネスモデルを確立した者が勝ち


現在の流れは、コンテンツサイドからのものとデバイスサイドからの

2方向で発展しつつあると思う


コンテンツサイドの代表選手は、㈱メディアコンテンツファクトリー

http://www.mediacontentsfactory.com/

来週、毛塚社長にお越し頂くので、色々とお話を伺おうと思う


デバイスサイドの代表選手は、SONY

http://www.sony.co.jp/Products/digital-signage/

恐らく、いつの間にかハードからソフトに主戦場が移ってしまった

パソコンを教訓として、最初からソフトもやって、一気に覇権を握ろう

といったところか?


いずれにしても、僕らFMCG(安価な一般消費財)を扱っている会社は、

メディアとしての店頭の重要性が、どんどん高まっており、

その意味で、デジタルサイネージは近未来の大本命と考えている


コンテンツ埋め込み型のインパクTVと違い、中央コントロールで、

コンテンツを自由に入れ替えられる

店からすると、媒体としてメーカーに開放しつつ、

時間によっては、「タイムサービス」等、自社メディアとしても活用できる

更に、顔認証システム等が進化すれば、TVとは較べものにならない

効果検証までできる様になる訳だ


この動き、目が離せません


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