今日から天皇杯の3回戦が始まった。明日、ナビスコ杯のベスト4が開催される為、16試合中8試合が行われている。注目されたのはJFL勢の、ソニー仙台と町田ゼルビアの戦いぶりであろう。

 

 2回戦でJ1仙台を倒したソニー仙台はJ1で好調なC大阪と対戦。善戦したものの3対1で敗れてしまった。そして2回戦でJ2東京Vを下した町田ゼルビアはJ1新潟と激突、こちらも2対1で敗退となってしまった。この試合はBSで録画中継があったのでそれを観たのだが、町田としては前半終了間際の2点目の失点が痛かった。1点差で折り返せば、勝機があったかもしれない。


 しかし、後半は新潟を慌てさせる場面が度々、みられた。現時点で


「J2の下位クラブと同等の実力はある」


ように思われる。今後は再来年以降にJ2で戦う為の準備をしながら、実力を高めてもらいたい。


 そしてJ2勢では、来季のJ1復帰を狙う千葉が、J1の15位で来季のJ2降格が決定的な京都に4対0で圧勝。現在の両クラブのモチベーションの差がそのまま結果となって現れた。このように、


「J1の下位クラブと、J2の上位クラブとの実力に差は無い」


のも特徴だ。毎年、3クラブが入れ替わることによってJ1、J2の実力差は少なくなるのである。各クラブの実力差が無ければ、それだけ面白いリーグ戦が行われるのだ。


 そう言えば、今日からNPBのプレーオフが始まっている。観客動員目当ての下らんCSなど開催する前に、各球団の実力差を無くしてペナント・レースを充実させれば、ファンは戻ってくると思うのが。