拝啓 長野の皆様へ | motocafe  白緑ブログ

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冬は白馬でスキー!春~秋は松本山雅FCを動画で応援するブログです!そして松本山雅のホームタウン安曇野市の動画もアップしていきます。

7月13日

あの、熱い熱いサッカー野郎!
薩川監督がFC琉球を率いて南長野へ乗り込んでくる!
今期のJFL最大の因縁試合ともいうべき長野vs琉球!
南長野はいったいどんなことになってしまうのか・・・

そんなことをあれこれ妄想していると
いてもたってもいられなくなり
結局、午後2時に仕事を強制終了し
山雅な仲間と合流し南長野へ一直線!(^_^;)


今日こそ南長野は満員御礼状態のはず。
駐車場はどうするか・・・
いやいやそんなことは行ってみて考えればいいこと・・・と!


キックオフの1時間前に南長野到着となりました!
駐車場は当然ながら満車でしたがオリンピック公園を1周すると
第4駐車場にはまだかなりの空きがありました。
最悪、篠ノ井駅からシャトルバスと考えていたので幸運でした。


サッカー場はまずまずの賑わいでしたが
満員御礼にはかなり遠い状態・・・
あの薩川監督との因縁の一戦というには
はっきり言って少ない印象でした。
こんな好カードでも長野では低調のようです。


すでにピッチ内練習で薩川監督も選手と一緒に汗を流していました。
吉田も伊藤も練習していますが一柳は帯同していないようです。
残念・・・

やはり今回の主役はなんといっても薩川監督です。
従って薩川監督の見えるバクスタで席をみつけることに。

バックスタンドのアウェイ側までくると
ほぼ全てのアウェイ参戦のコアな山雅仲間がスタンバイしていました!
すぐ横にお邪魔してさっそくムービーの準備を!
そうこうしているうちに選手紹介が始まり
FC琉球の薩川監督の紹介には
さすがに会場全体から拍手が沸き上がりました!


選手入場も終わり、キックオフ!
雨が降り出し、急いでカッパを着込んでの撮影となりました!
長野ペースで試合は進んでいきます。
いつもの通り、ベンチ横に一人たたずむ薩川監督!
さっそく監督を中心に撮影を敢行しています!

ところが、前半15分ごろ
突然パルセイロオフィシャルらしきスーツの係員が僕に近づき
「ムービー撮影は禁止されていますのでやめて下さい」


え?

あれ・・・そうなんですか?

残念・・・

撮影を断念。

となりで一眼デジカメで撮影しているOくんには何も言わないところを見ると
見た目ムービーでの撮影がNGということのようです。


無念です。

この4年間、JFL、J2観戦全てで撮影を敢行してきましたが
このような咎めはありませんでした。
しかしオフィシャルから勧告されればしかたがありません。
ムービー機器をすべてバッグにしまい込みました。




試合は、長野がほぼ圧倒する内容で1:0で長野の勝利となりました。



ムービー撮影をやめたので
薩川監督の表情もまったくわからず
何かぼんやりとしたやるせない試合終了となりました。


山雅な仲間と少しの談話を楽しみ家に戻りました。


しかし、どうしても理解出来ない・・・
そんな訳で家に帰りパルセイロのHPを検索し
観戦マナーについて」の項目をみるも
ビデオ撮影に関する禁止事項は無し・・・

僕は、この4年間のサッカー観戦で
全ての試合をムービー撮影してきましたが
1度としてこのような咎めをいただいたことは有りません。


いろいろ考えたあげく、パルセイロ事務局に電話にて問い合わせをしてみました。

事務局では気持ちよくご対応頂き
以下のような回答をいただきました。


回答「ムービー撮影はJFLの規定で禁止事項となっている」
とのことでした。


なるほど、それならばしかたのないことですね。
しかし、禁止ならばHPの「観戦マナー」に、
その旨を掲載していないのはなぜか。

回答「申し訳ありません。確かに載っていません。」


では、携帯やスマホによる撮影
もしくはデジタルカメラによるムービー撮影の禁止はどのようにするのか?
回答「おっしゃるとおり、それはできないと思います」


写真撮影だけなら可ということでれば
ムービー機器での写真撮影の場合はどのように判断するのか?
回答「それも判断は不可能です」


では禁止の根拠をどこに求めるのでしょうか?
回答「まったくできません」



僕は、今回の撮影禁止の件に関しては
JFLのルールということで
そういうことであるならば
もっともなことだと理解しております。
しかし、禁止ということであるならば
禁止事項としてHPにきちんと掲載し告知をしていくべき。
そして、撮影機器がスマホであろうが携帯であろうがデジカメであろうが
それらは全てNGとしなければ意味がありません。

そんなことは可能でしょうか?

おそらく不可能だと思います。

そして撮影がされた事によるチームの不利益はいったい何でしょうか?
撮影された動画は個人で楽しむかyoutube等にアップされるかで
多くはサッカーファンの興味をかき立て
つまりはクラブチームの人気に繋がる物と信じています。
悪く見積もってもチームに経済的打撃を与えるようなシロモノではないでしょう。

だからこそどこのスタジアムでもお咎め無しなのだと思われます。


そこでパルセイロ関係者の皆様に申し上げたいのです。


スポーツはドラマです。
人はドラマを見たいと思うものです。
プロスポーツで起きるドラマは本当にすばらしい物です。
だからこそお金を払って遠方からはせ参じるのです。


薩川監督という熱い男が
1年でチームをJFLへ昇格させ
さらに2年連続で優勝争いをするほどの強豪チームを作り上げました。
しかしチーム事情により監督は退任。
その監督が今期、FC琉球の監督となって
古巣の長野へ挑戦する!

すばらしいスポーツドラマです。
これがドラマでなくて何なのか?
なぜか今回はテレビ放映のないこの一戦!
こんなすばらしいドラマを撮影保存しなくて
いったい何のためのムービーか!

ここまで熱く盛り上がる僕たちでしたが
南長野に集まった長野サポさんは2815人。
前回の藤枝戦は2419人。
この日やってきた山雅サポを差し引けば
おそらく藤枝戦と大差ないんじゃないでしょうか?


パルセイロ関係者、もしくは長野の皆さんに僕は言いたいのです。

「皆さんはドラマを見たいとは思わないのでしょうか?」と。


僕は見たいのです。
そしてその感動を多くの人に届けたいと思うのです。



僕は山雅サポをしていますが
決してパルセイロを陥れようなどと思ったことはありません。
同じ信州サッカーを標榜するライバルです。
パルセイロが恐ろしく強いチームということも知っています。


しかし、この現状は一体何でしょうか?
皆さんは、パルセイロをプロチームにしたいと本気で思っているのでしょうか?


昨年の薩川監督退任試合では
皆で熱く踊って熱く涙したあのパルセイロサポ。
あの試合を見て涙しないサッカーファンなどいるのでしょうか?

だからこそ
この一戦はまったく特別な試合だったはず。


正直、長野にはガッカリしました。
薩川監督を歓迎し、勝負を挑む熱い熱い応援があるはずだと
仕事を強制終了して参戦しましたが
この試合も前節と大差ない拍子抜けするほどの動員でした。



来月から、南長野では70億円をかけてスタジアム改修に入ります。
僕にとっては、今回の一戦が南長野の最後の観戦となるはずです。



長野の皆様!

今回の一戦を拝見し疑問に思います。
70億円をかけての新スタジアムが必要なのでしょうか?

これほどすばらしいドラマがあるはずの一戦に
たったの2800人しか観戦しないチームに
70億もの建設費のスタジアムが必要でしょうか?

はっきり言って長野には
サッカーやスポーツドラマを楽しむ文化が残念ながら希薄の様に思えます。
パルセイロが強いチームであることは認めますが
こんな現状で70億円もの税金を投入してのプロスポーツへの参入に
いったいどれほどの意義があるのでしょうか。

強いことは大事なことですが
勝ち負けだけならニュースで勝敗の行方を確認すればいいのです。

多くのお客さんがスタジアムへ来て
熱く応援し涙するチームでなければ意味が無いのです。
それがプロスポーツです。
パルセイロの担当者の方にも話しましたが
JFLの規定でムービーを禁止するのも結構ですが
それは入りきれないほどのお客さんを作ってからの話でいいのではありませんか?

それから、パルセイロのオフィシャルの皆さんは
パルセイロを応援するhinchada naganoの皆さんのHPをご存じでしょうか?
当日アップされたページには岡田選手のゴールに歓喜するの皆さんの動画がアップされています。
これはinchada naganoの皆さんのいつものスタイルだと
勝手に理解していますが違いますか?
もしオフィシャルの皆さんが、こういった事実を知らずに
一般観戦者のムービー撮影だけを禁止しているのであれば
それは無知蒙昧と言うべきではないでしょうか。
(ゴール裏も一般観戦者ですが)

サッカーの楽しさや仲間を増やすツールとして
このような動画をyoutubeにアップするのは
もはや当たり前の時代です。

リーグの規定に撮影禁止の項目があったとしても
それは道交法の「歩行者は道路の右側を歩行する」という原則を重んじ
左側歩行の人を注意するような馬鹿馬鹿しい行為ではないでしょうか。
ルールが出来たその時代とは違い
今では携帯を持っていれば誰でも気軽に動画撮影ができるこの時代に
そのルールの適用はいったいどれだけの意義があるのでしょうか。


長野は今年もJFLで首位争いをしていますが
観客動員はふるいません。
J2昇格基準の3000人を超えたのは
首位争いのカマタマーレ戦のみではないですか。

このような状況にもかかわらず
形骸化された馬鹿馬鹿しい規則に捕らわれ
自ら観客増員を放棄している長野には
実に情けなくなってしまいます。


今回、僕にとっては最後の南長野となりました。
本当に良い競技場だと思っています。
新スタジアム建設陳情に署名した事を今では少々後悔しています。

新しくできるスタジアムは巨大ですばらしい物でしょうが
長野パルセイロは今のままでいいのでしょうか?

薩川監督はS級取得のため
1週間の松本山雅に研修だそうです。

どうです。
パルセイロ事務局の皆さんも山雅に研修の申し込みなどされてはいかがでしょうか?

松本山雅にはなぜ多くの観客がつめかけるのか?
その理由がわかれば「ムービー禁止」などという馬鹿馬鹿しい規制も
自然消滅するのではないかと思うのです。

山雅サポであると同時に
パルセイロファンでもあるのだという自負が僕にはあるのです。
(前回のブログなども見て頂ければ有り難いです)
長野の関係者は僕のブログなど見ていないでしょうが
パルセイロ関係者の誰かが見てくれて
ほんの少しでも何か気づいて頂ければ有り難いのです。


なお、今回パルセイロ事務局への突然の問い合わせにも
終始丁寧なご説明をいただきましたことをご報告させて頂きます。
長くなりました。ありがとうございました。
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