昨日、精神科へ向かう途中であったこと。

精神科は新宿にあるので、

そこに向かうまでの交通手段は電車

鬱にも色々タイプがあるのかもしれないけど、自分の場合は

今の状態を「友達に見られたくない」気持ちが強い。

春休みには一緒にスノボ旅行、サッカー、フットサルをやっていた友達達

とは、

今絶縁状態。


携帯の電池はもう抜きっぱなしで。

PCの方にも来るメールは、封を開けてもいない。

自分から完全に遮断してしまっている。


会いたくないから、

友達と会うような可能性がある「駅」を使う電車は、とても嫌で。

普段ふつーに電車使ってても、友達と会うことなんて早々ないのにね。

1パーセントでも可能性があると思うと、怖くて。

「ばったりそこの角で、出くわすかも」

と思うと不安感でいっぱいになる。

この心理は何だろう。

3ヶ月前までは、いつものように週末に集まってサッカーとかやってたのに、

自分が突然失踪したからな・・・。

罪悪感があるのだろうか。

ホント。申し訳ない。


普段使う駅ではリスクが高すぎる。

よって、路線会社が違う、ちょっと遠い駅の方を専ら利用しています。


そして車内ではびっくりするような事が起きた。

中央の座席に腰掛けて、

手帳に書き込んだ日記を眺めていたら、

突然。

目の前のお兄さんが倒れた。

意味不明な言葉を発して、

体中がビクビク痙攣していた。

文字通りガクガクブルブル。

あの (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。

「あの顔文字、マジリアルだ」

一瞬思ったけど、

次の瞬間には、頭が真っ白。

え!って感じ。

目の前の人が倒れたのに、

どうすればいいか全く分からない。

そうこうしてるとちょっと離れた所にいた、

中年女性が駆けつけてきた。

「動かさないで!大丈夫よ、大丈夫」

優しい言葉をかけ続けるおばさん。

ハンター×ハンターのレオリオが脳裏をよぎる。

漫画を読んだときはそれぐらい俺でも余裕だ、と思っていた。

でも、実際にそういう場面に出くわすと、

体が動かない。

とっさのことに状況判断が追いつかない。

さらにそうこうしてる内に、若いフリーター風の人が車掌を呼びに先頭車両へ走り、

次の駅で車内放送が流れ、電車は止まった。

結局俺がしたことは、

失神している彼の腰を持ってホームへ運び出す係り。

それも手伝って!言われたからだけどね。

あのおばさんの冷静さ。

自ら先頭車両に走った若者のとっさの行動力。


世の中には俺よりよっぽど辛い病気を持つ人々がたくさんいる。

ちっぽけだな俺は。。

いつ発作で倒れるか分からない彼は、どんな気持ちで生きているんだろう。

死にたくなることもあるかもしれない。

悩みの優劣はないのかもしれないけど、どうだろ。

その後、

何事もなかったかのように電車は再び走り出して、

倒れた廊下には、

彼の唾液のあとが残っていた。印象的だった。

状況判断、・・・就活でも求められるもの?だよね。

頭真っ白になっちゃだめだ。

どうすればいいか考えないと。

この経験を生かして、次に同じようなことがあったら、

率先して行動しよう。

そんな日だった。

文字がなぜか反転する・・・???