2012アジアユースチームの印象 | 楽しく考える男子バレー

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週末はまたお休みしていたので、掲載が遅くなりました。
10月24日(水)からアジアユース男子が始まります。
メンバーは別記事にしました。

今回のメンバーを見て、今までとは違うなあと感じました。


一番気になっていたのは、セッターです。
早生まれの高3までということで、セッターはチームでスタメンとして結果を出している選手が少ないので。
それでも今までは、春高で活躍した選手など予想がついたのですが……
春高時期が変更になったので、1月の春高でスタメンだったセッターが少なくて。


候補合宿に選ばれていた中では、駿台学園の椿くん(3年)星城の中根くん(2年)は春高などで見たことがあったのですが、最終的なメンバーには入らなかったんですね。
今回選ばれた龍くんは東福岡のスタメンセッターのようですが、大宅くんは大村工では3年生の山口くんがスタメンセッターなのでリベロをやっているようです。
東福岡と大村工のセッターですから実力はあるのだと思いますが、今までのユースセッターと比べると経験という面では足りないので、大会の中で進化していってもらえたらと思います。
前にも書きましたが、歴代ユースセッターの九州率が高い。(笑)


今回リベロの髙澤くんは、長野日大ではリベロではなく、エース峯村くんに次ぐポイントゲッターだったと思います。
ユースはアタッカーをリベロとして選ぶことが多いですね。
高校でアタッカーでも、その後リベロになる選手もいますから悪いことではないと思いますが、気になるのは、ユースでリベロをやって、その後リベロになった選手がいないのではないかということです。
もちろん、この先リベロになる選手が出てくるかも知れませんが、少なくともここ何年かは、ユースリベロからジュニア・ユニバのリベロになった選手がいません。
大学などでリベロをやっている選手もいないのでは?


セッターは、ユース・ジュニア・ユニバと、ある程度つながりが感じられますが、リベロはほとんどつながっていません。
今後、どういう方向で強化していくのでしょうか?


MB3人高橋くん小野寺くん鈴木くんは、高3高2中3と学年は違いますが、身長は同じ200!
こんなにそろうことは珍しいですよね。


この世代は、東亜学園の大竹くんなど、他にも長身選手が何人かいます。
大竹くんは国体でも活躍したようですが、1月の春高はベンチにも入っていなかったので、ちょっと出遅れた感じかも知れませんね。


小野寺くんは春高出てますし、高橋くんは米沢中央が全国大会に出られないのですが、去年の宇部国体に山形選抜で出ていました。
今年も出ていたのではないかと思います。
去年今年と私学全国大会でも見ましたが、日本の長身選手には珍しいタイプと思います。
バランスのいい体型で、米沢中央ではバックセンターからも打っていました。
大竹くんもMBとしてはパワーがある方だと思いまし、ハイセットも打てますよね。


鈴木くんは、先日テレビで紹介されたそうですね。川合さんが指導しているとか。
残念ながら見逃してしまいましたが。

この世代の長身MB争いは、この先も続きそうです。


今回の3人は、個人としては注目されていますが、中学高校の全国大会で上位に入ったわけではないので、これからの選手です。
ジュニアのMBは、身長は高くないけれど経験豊富な選手たちだったので、対照的ですね。
ユニバの頃には、今のユースとジュニアが一緒になって1つのチームを作ることになると思いますから、バランスがよくなるのではないかと思います。
今回のユース・ジュニアと、その候補になった選手たち、MBは意外と人材豊富で楽しみです。


WSはMBとは対照的です。
190以上は山﨑くんだけですが、チームのエース、ポイントゲッターとして中学高校の全国大会で上位に入った選手が多いです。
高さでは他国に及ばないと思いますが、技術キャリアでは十分戦えるのではないでしょうか?


久原くん吉野くん石川くんは、チームでサーブレシーブに入っていると思います。
山﨑くん平田くんはOPでしょうか?
吉野くん秦くんは高1のときから、トスが集中するチームの大黒柱です。
他のポジションは経験不足もあるかと思いますが、WSの選手たちが引っぱってくれるのではないかと期待しています。


こうして考えてみると、全然見たことがないのは鈴木くんと龍くんですね。
他の選手は、ちょっとは見てます。顔は覚えてない選手もいますが。
秦くんは東京なので、かなりたくさん見てます。(笑)


どういうスタメンになるのでしょうか? 楽しみですね。
イロイロな選手に経験を積ませることも大事なのですが、ジュニア同様上位4チームが世界大会出場ということですから、アジアを飛び出す経験を手に入れるためには、結果も必要なんですよね。


監督は今回から崇徳高校の本多監督に代わったんですね。
チームマネージャーはジュニアに続き朝日大学の井上監督、お疲れさまです。


龍くん小野寺くんは、すでに春高出場を決めていますが、ユース帰ってから春高予選という選手も多いですね。
そういう意味で、難しい面もあるのかも知れません。


バボChannetでユース・ジュニアの選手も紹介されています。


インターハイ男子2012 ~挫折と栄光の夏~


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